2016年10月02日13時57分掲載  無料記事
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みる・よむ・きく

小林敏彦著 「ニュース英語 パワーボキャビル4000語」(語研)

  英単語の学習本を手にしたのは学生時代の「試験に出る英単語」=通称「シケ単」以来になりますが、小林敏彦著 「ニュース英語 パワーボキャビル4000語」(語研)でまとめられているテーマ別の単語集はニュースを読んだり、また日本から英語で発信するときにとても役に立ちそうな一冊です。 
 
  全体を50のニュース分野別に分けて関連する単語を有機的にまとめており、政治、外交、経済、司法、医療、健康、教育、環境と幅広く網羅されています。取り上げられている単語は英文のニュースに年中触れているとしばしば目にしている単語ばかりですが、なんとなくわかっているものの、正確に書いたり話したりできるかと言えば、(筆者にとっては)そこまでしっかり覚えるに至っていないものが結構あります。しかも、発音記号を付しているのがありがたい点です。試験のための英単語から、外国人とコミュニケーションするための英単語、つまりシケ単の次の段階に進むための英単語学習本と言えるものです。 
 
job-hunting (就職活動) 
 
paid leave (有給休暇) 
 
dermatologist (皮膚科医) 
 
red tape (官僚的形式主義) 
 
junta (暫定軍事政権) 
 
secede (分離独立する) 
secession (分離独立) 
 
lift off (打ち上げる) 
 
nebula (星雲) 
 
linoleic acid (リノール酸) 
 
などなど。 
 
  初版が世に出たのは1998年と20年近く前になりますが、セレクトされている単語は今もよく出てくるものばかりで、古びた印象はありません。メッセージを読み取るだけなら、単語が出てきたときに辞書で確認すればよいのですが、そうした状態では自分から発信する時に不自由することになります。 


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