2016年11月16日14時07分掲載  無料記事
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市民活動

11・20 新たな自衛隊基地建設に反対!宮古島平和集会へ 止めよう!「自衛隊配備」 宮古郡民の会

 防衛省は、(1)他国(中国や北朝鮮)から攻められない(抑止力)のため、(2)大きな地震や津波、台風などの災害に備えるため、(3)経済的に豊かになるために宮古島に陸上自衛隊の基地配備が必要と言っています。その配備予定地の千代田地区では,千代田カントリークラブを含めた総面積約30ヘクタール(9000坪)の土地が基地建設に使われる予定です。 
 
 島の中央にある千代田地区は、隊員がどこに行くにも便利だからというのが選定の理由の一つだと言いますが、この島の「命の水」地下水の源流がこの地域の地下にあることを無視し、その真上に基地配備をするというのです。 
 
 名ばかりの住民説明会と批判されたのは、基地配備による「利便性」だけを強調し、配備されたあとの「危険性」について全く触れようとしなかったからです。住民は、基地が配備されたら攻撃される危険が高まることぐらいは知っています。 
 
 この島は71年前、3万人の軍隊が来て、住民の生活を一変させ、3つも飛行場を建設しましたが、結局、島を守らなかったのです。 
そして破壊された島で多くの住民と兵士が、飢えと病で苦しみ、命を落としていった歴史があります。 
 
 四方を海に囲まれたこの島は、戦後71年間どこの国からも攻められることはなく、また先人たちは、どんなに大きな台風の時でも「あららがまの魂」で自分たちの力で乗り越えてきました。 
一旦配備された自衛隊施設が、知らぬ間に、規模がどんどん拡大されていくことは、野原の航空自衛隊のレーダー基地機能の増強のあり方をみればよくわかります。 
 
 多くの基地がある沖縄県が、貧困率が高いという現実は、基地が経済活性につながらないことの証でもあります。基地が抑止力にならないのは、アメリカの基地が世界に配備されても、世界に紛争が絶えることがない現実が教えてくれています。その現実を無視し、基地が抑止力になるというのなら、それは基地依存症かあるいはゆくし(人にウソをつく)力に他なりません。 
 
 環境にやさしいエコアイランド宮古島、ゆったり、のんびり時を過ごし、心と体を癒すことのできるこの島に、ミサイル基地はそぐわないのです。未来の子供たちにミサイル基地を引き継ぐことはできません。 
 
 新たな基地配備には反対する「宮古島平和集会」にこぞってご参加ください! 
 
11・20宮古島平和集会実行委員長 岸本邦弘 
 
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事務局より 
13時〜16時 ピースライブ、集会、平和行進など。 
 
自衛隊の新たな配備計画について千代田自治会、野原自治会や平良市内で開催された「防衛省の住民説明会」では、多くの住民から疑問や白紙撤回してほしいという意見が出ました。 
 当初、配備候補地であった福山の大福牧場は、宮古の命の水の水源流域にかかるため計画は取り下げられましたが、千代田なら大丈夫ということではありません。宮古島は全域に地下水脈が通っています。また、配備されるミサイルは移動式で島中どこにでも置かれる可能性があります。 
 新たな自衛隊基地建設は、宮古島住民全体の暮らしと命に関わる問題です。 
 71年前、この島には3万人の軍隊が来て、住民は混在で戦争にまきこまれ、空爆の他、飢えと病に苦しみ命を落としました。基地がある沖縄県が今も貧困率が高いということは、基地が経済活性につながらないことの証でもあります。 
 今回、開催する平和集会には、国会議員も6名参加されます。住民の声を直に聴いて、国政の場へ届けてもらいたいと思います。子どもたちや若い世代から高齢者まで、多くの宮古島住民が集い、音楽で、発言で、行進で、平和への発信をご一緒に行いましょう!子連れでも、短時間の参加でもOKです。 
 
◆新たな自衛隊配備に反対!〜子どもたちに平和な未来を残そう 
 =宮古島平和集会= 
 ・日時 11月20日午後1時〜4時 
 ・ゲスト 辺野古から島袋文子おばあ 
 ・場所 市立中央公民館 野外広場にて(雨天決行) 
 
◎連絡先:事務局 090-9784-1545 


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