2016年12月22日09時54分掲載  無料記事
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中国

JCLIFセミマンスリーニュース(「人民網」日本語版 2016年12月前半 抜粋)

<2016年12月16日> 
【中国は独身大国に? 独身女性36%以上が結婚しない選択】 
 インド紙「デカン・ヘラルド」はこのほど、最新の調査報告で中国が急速に独身大国への道を歩みつつあることが明らかになったと報じた。昨年だけで独身人口は2億人に達し、独身女性36%以上が結婚しないことを選択しているという。 
 中国メディアと中国政府は、いずれもいわゆる独身ブームがもたらす影響について懸念しているが、人口統計学の専門家は、中国におけるこの傾向は将来的にますます勢いが増すだろうとしている。 
 中国の未婚の男女2億人のうち、5800万人以上は現在一人暮らしをしている。2013年の中国の未婚人口の全人口に占める割合は、1990年の6%から14.6%に激増している。 
 人口統計学の専門家は、中国における“現代女性の自立”が未婚人口の継続的な増加の主な原因の一つであるとしている。 
 2016年のある調査によれば、中国の未婚女性36.8%が、結婚しなくてもとても幸せだと考えているとしている。 
 
<2016年12月13日> 
【中国で年間60万人が過労死 主な原因は「過酷な残業」】 
 統計データによると、中国では、過酷な労働を強いられるストレスによって過労死に至る人が年間60万人に達し、中国はいまや世界で最大の「過労死」国家となった。長時間におよぶ残業が、「過労死」の主な原因となっている。 
 統計資料によると、中国で「過労死」の脅威にさらされている人は、すでに肉体労働者から頭脳労働者にシフトしており、かつ、若年化の傾向を呈している。また、過労死はIT業界特有の現象ではなく、広告・メディア・医療・金融など各業界にも「魔の手」が及んでいる。 
 医学的に解明すると「過労死」は、労働時間が長く、業務内容が重く、多大な心理的ストレスが加わり、精魂共に尽き果てた「半健康状態」にまで至り、そのような問題が改善されない状態が長期間続き、ある日突然身体に潜んでいた病気が発症して急激に悪化し、治療が間に合わず生命に危害が及び死に至ることを意味する。 
 
<2016年12月7日> 
【中国人元労働者 戦時中強制連行した鹿島建設に謝罪と賠償求めて提訴】 
 第二次世界大戦中に強制的に日本へ連行され労働を強いられたとして、中国人の元労働者やその遺族27人が6日、北京市第三中級人民法院(地裁)で日本のゼネコン大手の鹿島建設を相手取り、元労働者一人当たり100万元(約1650万円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。 
 原告側やその家族は、強制連行前は農民や労働者、軍人などで、1944年5〜10月に日本に連行され、鹿島建設で労働を強いられた。労働した場所は、長野県にある鹿島建設の御岳作業所や群馬県の薮塚作業所。奴隷のように酷使され、苦しめられたという。 
 
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 日中労働情報フォーラム(JCLIF)ウェブサイトでは、毎月の前半と後半の2回、「人民網」日本語版から労働者・労働組合および日中関係に関わる記事(20件)を選択し、その抜粋(冒頭部分)を掲載しています。 
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