2017年04月20日14時13分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

283回 どこへ消えたのか復興大臣!!

福島原発事故から6年が過ぎようとしています 
しかし事故は決して収束しているとはいえません 
だが政権は、原発事業を維持したいという 
原子力村の思いを共有、全国の原発の再稼働を進めていきたい 
そのためにも避難者の帰還をはかりたい 
そんな政権の思いを「忖度」したといってよい記者会見があった 
その席上での今村復興大臣の言動が大きな問題となった 
自主避難者への住居の無償提供を打ち切ることを国がしたことを 
無責任ではないかという記者の問いに対して 
大臣がそれは本人の自己責任だ、不服なら裁判でもやればいいと言 い 
さらに記者の厳しい質問にブチ切れ 
うるさい!無礼だ!と言い放ち会見場から立ち去ったのです 
被災で苦しむ人たちへの思いやりを欠いた 
この復興大臣の言動には驚き、呆れた 
とうぜん批判と抗議が殺到したこともあり 
退出した今村大臣はそのまま大臣を辞任し 
安倍内閣から消え去るしかないと思っていたが 
数日後、謝罪するポーズをみせる会見をしたが 
根本的なところでの撤回をすることはなかった 
そして安倍首相も辞めることはないと大臣をかばった 
それは国民の「命と暮らし」への配慮を欠く 
政権の原発政策の非情さを 
あらわにして見せたということで 
失言、暴言の今村復興大臣は”功労者”と いってよいでしょう。 


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