2017年04月21日00時20分掲載  無料記事
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中国

JCLIFセミマンスリーニュース(「人民網」日本語版 2017年4月前半 抜粋)

<2017年04月11日> 
【スパイ告発で奨励金50万元 北京】 
 北京市国家安全局が制定した「諜報(スパイ)捜査の手掛かりとなる市民からの告発奨励弁法」が10日、施行された。 
 同法律によると、諜報行為に対する市民からの告発は諜報事件の解決に向けた重要な手掛かりとなり、告発者は最高50万元(1元は約16.1円)の奨励金を受けとることができる。一方、他人に関して虚偽の申告を行った場合は、法的制裁の対象となる。 
 改革開放政策が中国で深化するにつれて、海外との往来・交流が目に明らかに増加し、出入国者の数も毎年増加傾向を呈している。海外の諜報機関やその他の敵対勢力もこのような情勢につけこみ、政治的な関与・分裂破壊・情報窃盗などの破壊活動を中国に対して頻繁に行うようになっている。市民がスパイ行為の手がかりを発見した場合、あるいはそれに関する情報を入手した場合、国家安全機関「12339」告発ホットラインに電話をかける、メールで知らせる、あるいは直接国家安全機関を直接訪れるという3つの方法のいずれかで、告発することができる。 
 
<2017年04月05日> 
【元日本人残留孤児や親中派41人がハルビンの第731部隊罪証陳列館で犠牲者供養】 
 元日本人残留孤児や親中派など41人からなる「交流団」が4日、黒竜江省哈爾濱(ハルビン)にある侵華日軍第731部隊罪証陳列館を訪問し、中国を侵略した旧日本軍が行った残虐行為の犠牲者を供養した。 
 哈爾濱市平房区に位置する中国を侵略した旧日本軍第731部隊の旧跡は、日本の軍国主義者が中国で細菌研究や人体実験など非人道的暴虐を行ったことの動かぬ物証。世界の戦争史上において、最大規模で最も保存状態の良い細菌戦遺跡群でもある。 
 同館には犠牲者の名前が書かれた壁があり、その前にある電子カウンターには、731部隊の残虐行為の犠牲者の数が赤色で表示されている。交流団はその壁の前に整列し、深く頭を下げ、献花した。 
 
<2017年04月12日> 
【朝鮮半島の情勢などめぐり、習近平主席がトランプ大統領と電話会談】 
 習近平国家主席は12日午前、米国のトランプ大統領と電話会談を行った。 
 今回の電話会談で、両国首脳は朝鮮半島の情勢といった関心を共有する問題について意見交換した。習主席は、「中国は朝鮮半島の非核化目標の実現、またその平和と安定の維持を堅持し、平和的な方法で問題を解決し、朝鮮半島問題に関して米国側と連絡を取り合い、調整していきたい」と強調した。 
 また、シリア問題に関して、習主席は、「いかなる化学兵器の使用も受け入れられない。シリア問題は政治的な解決の方向を堅持していくべきで、シリア問題の解決に向けて、国連安全保障理事会が一致団結することが非常に重要であり、国連から一致した声を出すことを希望する」とその考えを述べた。 
 
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 日中労働情報フォーラム(JCLIF)ウェブサイトでは、毎月の前半と後半の2回、「人民網」日本語版から労働者・労働組合および日中関係に関わる記事(20件)を選択し、その抜粋(冒頭部分)を掲載しています。 
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