2017年04月28日12時07分掲載  無料記事
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アジア

韓国大統領選挙  日本でも在日韓国人有権者の投票が始まる

  韓国ではパク・クネ(朴槿恵)大統領が罷免されたことを受けて、来月9日に大統領選挙の投票が行われる。今回の変則的な大統領選挙に対処するため、韓国国会の「安全行政委員会」は「公職選挙法一部改正法律案(代案)」を議決した。その結果、日本を含む世界各地に在住している韓国人にとって投票がしやすくなった。海外に住む韓国人の有権者は200万人を超えるのだという。在日韓国人が今回の韓国の大統領選挙に参加するためには(過去に登録をしていなかった人は)3月30日までに選挙人登録を行う必要があった。実際の投票は4月25日から在外公館(大使館や領事館ほか)などで行われる。 
 
  今回初めて選挙人登録を行った都内在住の在日韓国人の方に話を聞いてみた。 
 
  選挙人登録をした人「今までと違い若干投票しやすくなりました。日本語のサイトで候補者の所信表明などが読めるため候補者の選択に必要な情報が得られます。現在、激しい接戦です。韓国にいる友人は韓国の新しい大きな変化を作り出すためには、理想的選択に固執してはいけないと言っています。絶対に大統領にしてはならない当選可能な候補者に気をつけなければならないと言って、慎重になっています。昔なら誰に投票するか名前を口にしていましたが、今回は匂わしながらも個人名を出すことが無いのが特徴です。しかし個々の候補者の問題点ははっきり指摘しています。今回の大統領選挙は自分たちが勝ち取った選挙だと言うことをみんな理解しています。大統領候補者の5人の討論会が25日の夜に行われました。テレビで見た印象では司会者が有能なため前回よりは冷静かつスムーズな感じでした。韓国語が完全には理解できないためにTVの討論番組を見た感触ですが。」 
 
   生まれて初めて選挙で投票した人々が誕生している。 


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