2017年06月25日10時13分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201706251013210

政治

東京都議選 定数127人 6月23日告示 7月2日投票 マスメディアは改憲のため<自民党VS小池百合子都知事が率いる都民ファーストの会>の枠組みに有権者の囲い込みを図っているのではないか

  東京都議会議員選挙の情報は以下の東京都選挙管理委員会のウェブサイトで読めます。 
 
■都における各種選挙の議員定数及び選挙区概要 
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/election/kakushu-taisuu/ 
 
■都の選挙一覧 
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/election/schedule/senkyo2017/ 
 
■東京都選挙管理委員会について 
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/aboutus/ 
 「選挙管理委員会は、公正な選挙を行うため、長から独立した機関として置かれるもので、議会において選挙された4人の委員により構成されています。また、この選挙管理委員会の職務を補助執行するために、事務局が置かれています」 
 
議員定数127人 
 
6月23日告示  7月2日投票 
 
有権者数 11,266,521人 
 
■立候補者 選挙区別一覧 
http://www.h29togisen.metro.tokyo.jp/election/list.html 
 
■東京新聞による党派別立候補者数 (  )内は現有議席 
http://www.tokyo-np.co.jp/senkyo/togisen2017/tod/tod_touha.html 
自民60(57)、公明23(22)、共産37(17)、民進23(7)、都民50(6)、ネット4(3)、維新4(1)、社民1(0)、諸派17(0)、無所属40(13) 
全体で259人が127議席をめぐる闘い。 
 
 マスメディアでは<自民党VS小池百合子都知事が率いる都民ファーストの会>の闘いのように枠組みを作って、その二者択一に有権者を囲いこもうとキャンペーンを行っているようだ。この大キャンペーンの結果、安倍首相への批判票が都民ファーストの会に流れる可能性がある。しかし、小池都知事が現在も自民党籍の政治家で、安倍首相と同じタカ派の改憲派であることを忘れるべきではないだろう。これは自民VS維新の構図とそっくりである。 
 
●行政と議会(立法)の拮抗が大切 
 
  舛添都知事辞任に伴う昨年の選挙の際、マスメディアがこぞって小池都知事の支持に回っていたことを思い出すべきではないか。去年は女性をイジメる自民党リーダーVS小池候補という構図で、自民党が女性イジメの悪役を買い、女性の支持を集めた小池候補が勝利した。今回も麻生太郎副首相が女性蔑視発言を放って、同じ線を狙っているらしい。 
  それはともかく、今、私たちが国会で目にしてきたのは「行政 VS 議会」の権力の対立拮抗がないと議会の力がそがれ、健全な議論が省略され、行政の恣意に流れるということである。このことは地方議会でも同様である。小池氏は国政における自民党に対抗できる野党リーダーであるかの印象がマスメディアでつけられているが、実際には東京都政におけるれっきとした与党の行政のトップである。そればかりか、小池都知事自身が自民党籍である。 
 
 
■モンテスキュー著「法の精神」 〜「権力分立」は日本でなぜ実現できないか〜 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201312260209124 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。