2017年07月19日20時28分掲載  無料記事
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政治

残業代ゼロ法案容認の「連合」本部前に抗議のデモ 「私の残業を勝手に売るな」

  今日、夜7時から、東京都千代田区神田駿河台の労働組合の拠点である「連合会館」前に労働者が集まり、残業代ゼロ法案を容認した連合に対して「私の残業を勝手に売るな」「組合費を返せ」「連合は勝手に労働者を代表するな」などと抗議を行った。 
 
  今回、連合が政府案に応じた法案は「高度プロフェッショナル制度」と呼ばれるもので、時間単位ではなく成果で労働を評価する制度に改め、労働基準法の時間規制を外すことを織り込んでいる。この法改正により、いわゆる「高度プロフェッショナル」に該当する一定以上の年収と専門性を持つ労働者の残業代はいくら残業しようとゼロになる。この大きな労働法の改変を連合の幹部が労働者に相談することなく勝手に決めて容認したとして、労働者が怒っている。 
 
 
■「毒食わば皿まで」 連合幹部が承認した残業代ゼロ法案  熊沢誠(甲南大学名誉教授 労使関係論) 
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