2017年08月25日17時28分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201708251728185

中国

日本政府提訴の元「慰安婦」最後の1人、黄有良さんが死去

 8月14日の世界「慰安婦被害者メモリアルデー」を前に、日本政府を提訴した元「慰安婦」の黄有良さんが12日、海南省陵水リー族自治県英州鎮田仔郷乙堆村の自宅で死去した。90歳だった。 
 上海師範大学教授、中国「慰安婦」問題研究センターの蘇智良主任の研究によると、1941年に旧日本軍は黄有良さんの故郷を占領した。同年10月、畑仕事をしていた当時15歳だった黄さんは、旧日本軍に家の中に追い込まれ暴行を受け、その後軍営に送られ、2年にわたって慰安婦をさせられたという。 
 蘇主任は、「1995年から、中国の24人の元慰安婦のうちの4人が日本政府に対して謝罪や補償を請求する裁判を起こしたが、訴訟は敗訴に終わった。黄さんの死去により、日本政府を提訴した中国大陸の元慰安婦原告は、全員死去したことになる。現在登録されている、存命中の元慰安婦は残り14人となった」と紹介した。 
〔JCLIFセミマンスリーニュース(『人民網 日本語版』2017年8月前半 抜粋)〕 
 
全文はこちら http://j.people.com.cn/n3/2017/0814/c94638-9255097.html 
 
      ★      ★      ★ 
 
 日中労働情報フォーラム(Japan China Labor Information Forum/JCLIF)は、毎月前半と後半の2回、『人民網 日本語版』から労働者・労働組合および日中関係に関わる記事を20件選択し、その抜粋をウェブサイトに掲載しています。 
 
日中労働情報フォーラム (JCLIF) 
(住所)〒144-0052 東京都大田区蒲田5−10−2 全日本港湾労働組合気付 
(Fax) 03−3733−8825 
(E-mail) info@chinalaborf.org 
(Web) http://www.chinalaborf.org/ 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。