2017年10月13日11時32分掲載  無料記事
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政治

「未来のための公共」が立憲民主党に共産党との協力を促す それは立憲民主党候補にとってもプラスになる、と。

  今年生まれたばかりの市民団体「未来のための公共」は10代から20代前半の若者や子育て世代の父母などが中心となっている。共謀罪や森友学園、残業時間などの具体的な問題を是正することを目指している。学生運動のシールズとは異なる民主主義を考え実現するための市民の集まりだ。 
https://mainichi.jp/articles/20170321/k00/00e/010/247000c 
  この「未来のための公共」が今回の衆議院選挙をめぐり、ツイッターでメッセージを発信している。最近、出しているのが立憲民主党支持者にもっと共産党候補の支援に乗り出したらどうか、という呼びかけだ。それによって、立憲民主党候補者自身も共産党候補から支持を得やすくなり、勝てる人が増える、と分析している。以下は、未来のための公共のツイッターである。今回のような非常事態の選挙では野党がぎりぎりまで協力しなければ勝てない、と冷静に見ているからだろう。 
 
 「枝野さんの共産党に対して何ができるのかの判断が、今回、共産党の穀田さんだけではなくて、むしろ全国で自公の候補と互角に戦っている立憲民主党の候補全員の命運を左右するように思えます。」 
 
 「共産党候補に立憲民主党支持層の支持が乗ってませんね。京都1区の穀田さんで6割です。あとは東京12区と大阪3区でしょうか。立憲民主党は共産党にここまで候補を降ろさせておいて手を貸さないのでしょうか。そして立憲民主党自体、もっと共産党支持層の支持が乗れば、今互角の選挙区で勝て…」 
 
 「選挙区ごとに事情は全然違いますが、例えば赤松さん(立憲民主党)が愛知5区で自民候補に対して先行できている理由の一つは、共産党支持層からの信頼が厚くてその票がかなり乗っているからです。」 
 
 選挙で勝つためには市民の声にどれだけ耳を貸せるかだ。それが棄権してきた有権者をもう一度投票所に足を運ばせるきっかけにもなる。それが風を起こす。 
 
 
村上良太 


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