2017年11月03日11時29分掲載
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反戦・平和
第3回「シベリア抑留記録・文化賞」は9月30日に推薦を締切り、現在最終選考中です
● 突然の解散・総選挙であわただしく10月も終わりに近づいています。シベリア抑留関係の政策についても論議が不可欠ですが、臨時国会もなしとの報道に驚きます。
● 第3回「シベリア抑留記録・文化賞」は9月30日に推薦を締切り、現在最終選考中です。まもなく発表予定です。「通信」18号(24頁)を10/5付で発行、発送しました。お手元に届いていない方は、ご一報ください。
● 明日(10/28)から、港区の大阪経済法科大学・麻布台セミナーハウスで「公開講座:シベリア抑留研究―残された課題・新しい課題への挑戦」が始まります。第1回は故四國五郎さんの長男・光さんが「四國五郎のシベリア抑留体験を読み解く」と題して、スライドを駆使して父親のシベリア抑留体験をたどり、一緒に考えます。
● TV東京「世界ナゼそこに日本人」(8/21)でも再現映像入りで紹介していましたが、タシケント・ナボイ劇場の「日本人すごい」伝説がますます拡散傾向です。日本人捕虜が建築に関わったのは最後の装飾部だけでしたが、建物全部を日本人捕虜が作ったような話に発展、日本政府も安倍首相夫妻を先頭に応援しています。友好促進は歓迎ですが、歴史の粉飾は避けたいと願います。
〔シベリア抑留者支援センター情報クリップNo.58(2017.10.27発行)〕
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《情報&催し物案内》
◆連続講座“市民アカデミア”:「シベリア抑留研究―残された課題・新しい課題への挑戦」
<第1回>10月28日(土)
「四國五郎のシベリア体験を読み解く」
(講師)四國光(四國五郎氏長男)
<第2回>11月25日(土)
「抑留体験者が伝えたロシア音楽の系譜」
(講師)森谷理紗(モスクワ音楽院客員研究員)
<第3回>12月16日(土)
「歴史としてのシベリア抑留―ロシア革命まで遡って考える」
(講師)富田武(成蹊大学名誉教授)
<時間>各回14:00~17:00
<受講料>毎回千円
<会場>大阪経済法科大学・東京麻布台セミナーハウス
(港区麻布台1-11-5 地下鉄日比谷線「神谷町」下車8分)
WEB:https://www.keiho-u.ac.jp/academia17
地 図:http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
<主催>大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター
申 込:03-5545-7789
<協力・後援>シベリア抑留研究会、シベリア抑留者支援センター
◆シベリア抑留研究会11月例会
<日時>11月11日(土)14:00〜17:00
<会場>大阪経済法科大学東京麻布台セミナーハウス2階大会議室(港区・神谷町)
地 図:http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
<報告>報告=田原和夫さん「ソ満国境 15歳の夏」(仮題)
*同名の本が築地書館から刊行(1998年、4刷2015年)。1930年生まれ15歳の新京一中3年生が東寧報国農場に動員され、対ソ国境警備につかされ、ソ連軍参戦で捕虜に、満洲の捕虜収容所に入れられたが、少年ゆえソ連に移送されず、各地を転々とし、葫蘆島経由で1946年9月に帰国。
<連絡先> 富田武:tkshtomita@jcom.home.ne.jp
◆【講演会】第43回シベリア抑留体験を語る会
語り部=利尻在住の吉田欽哉さん(91歳)
―「凍土に眠る戦友よ 必ず迎えに行く」―
<日時>11月23日(木) 13:00(開場12:30)
<会場>稚内総合文化センター 2F会議室
<参加費>大人600円・高校生300円・中学生以下無料。
<主催>シベリア抑留体験を語る会・札幌(建部:090-4871-9789)
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【取扱図書・資料ご案内】*事務局で取扱中 送料は100円。
●澤田精之助画文集(絵巻物冊子版)『シベリア抑留者の思い出』
(自費出版、2016年)700円
●富田武・長勢了治編『シベリア抑留資料集成』
(みすず書房、2017年)15,500円 *送料500円
●富田武著『シベリア抑留―スターリン独裁下、「収容所群島」の実態』
(中公新書、2016年)860円
●山下静夫画文集『シベリア抑留1450日』
(デジプロ、東京堂出版発売、2007年)特価2000円(定価2800円)
●渡辺祥子著『魚と風とそしてサーシャ』<第1回シベリア抑留記録・文化賞受賞>
(桜美林大学北東アジア総合研究所、2013年)800円
●原田充雄著『シベリア抑留・虜囚の詩』
(自費出版、1999年)2,000円
●池田幸一著『アングレン虜囚劇団』<復刻版>
(サンケイ出版、1981年)1,500円
●ソ連における日本人捕虜の生活体験を記録する会刊『捕虜体験記』
(全8巻、1984~1998年)全8巻セット特価23,000円、各巻特価3,500円(送料込)
*第Ⅳ(4)巻「ハバロフスク地方篇」、第Ⅶ(7)巻「タイシェット・イルクーツク篇」は在庫なし。
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【事務局より】
● 元抑留者が遺された資料・原稿・図書・録音テープなどをご遺族より寄託され、大阪経済法科大学・東京麻布台セミナーハウス7F(「抑留問題資料室」)で整理作業を行っています。
作業を手伝って下さるボランティアを募集中です。毎週“月曜日”を作業日にしています。
(11月6,13,20,27日の10:30~15:00作業予定です)
● 資料等を寄贈いただく場合は、下記の宛先にヤマト・宅急便(着払い)でお送り下さい。
⇒〒106-0041東京都港区麻布台1-11-5
大阪経済法科大学・麻布台セミナーハウス7F 抑留題資料室あて
(連絡先:080-5079-5461)
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シベリア抑留者支援・記録センター
(住所)〒102-0074 東京都千代田区九段南2-2-7-601
(TEL)03-3237-0217 / 080-5079-5461
(Fax)03-3237-0287
(E-mail)cfrtyo@aol.com / cfrtyo@gmail.com
(WEB)http://sdcpis.webnode.jp/
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