2017年12月30日23時43分掲載  無料記事
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中国

「世界記憶目録――南京大虐殺文書」と「ラーベの日記」の影印本出版

 4年目となる南京大虐殺犠牲者国家追悼日を控えた12月11日、「世界記憶目録――南京大虐殺文書」と「ラーベの日記」(影印本)などの新書が江蘇省会議センター黄埔ホールで初公開された。 
 ユネスコが2015年10月に「南京大虐殺文書」を世界記憶遺産に登録すると、中国の7部門は所蔵する南京大虐殺文書の大規模な整理を行った。国家档案局は今年関連部門を集め、計20巻からなる「南京大虐殺文書」の影印本を南京出版社から出版した。この影印本には、中国側の被害者の血と涙の訴えから、日本側の加害者の記録、米英など第3国の関係者の記録などが含まれている。資料には紙の文書のほか、写真や映画フィルム、物品などがあり、その内容は相互に情報の裏付けを行い、補完されている。 
 国家档案局の李明華局長は11日の新書発表会で、「今年は南京大虐殺発生80周年。真実に則した、貴重な歴史文書を通じ、中国侵略日本軍が南京で犯した重大な罪を証明し、世界の人々に平和を尊んでほしい」と述べた。 
〔JCLIFセミマンスリーニュース(『人民網 日本語版』2017年12月前半 抜粋)〕 
 
全文はこちら http://j.people.com.cn/n3/2017/1215/c94475-9305045.html 


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