2018年02月28日13時25分掲載  無料記事
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政治

日本が壮大な「忖度国家」になりつつある  玉木雄一郎議員のつぶやき

 「希望の党」代表の玉木 雄一郎衆院議員はツイッターで政府試算の「生産性向上」の数字が怪しいことを指摘した。玉木氏はかつて財務省の官僚だった。 
 
 「官邸の意向に合わせて無理な数字を作るのは、何も裁量労働制のデータだけではない。GDP600兆円を達成するために、あり得ない生産性向上の数字を置いている。グラフにすると非現実性がよく分かると思う。こんな馬鹿な事は、かつて霞ヶ関は絶対にやらなかった。日本が壮大な「忖度国家」になりつつある。」 
 
 そのあと、玉木氏はさらに、こう発信した。 
 
  「私に指摘されて内閣府もまずいと思ったのか、生産性上昇率の数字を下方修正した。大幅な下方修正を見ていただくと、いかに非現実的な前提だったかがお分かりいただけると思う。なお、今回、生産性を引き下げたのは、GDPを約50兆円かさ上げしたので、あまり無理する必要がなくなったからに過ぎない。」 
 
  残業の裁量制を巡るデータのおかしさともども、玉木氏が嘆いているように、霞が関は政府の顔色を見て、いかようなるデータでも捏造する国民無視の集団になったのだろうか。 


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