2018年03月08日13時29分掲載  無料記事
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政治

財務省のホンモノの決裁文書はどこに? 

  国会は財務省が作成した森友疑惑に関する公文書偽造が問題になっている。立憲民主党の福山哲郎参院議員と希望の党の玉木雄一郎衆院議員は今日ツイッターでこう発信した。偽造前の原本が求められている。以下は立憲民主党の福山氏。 
 
福山哲郎 
「国会の審議が空転し、混乱をしているのは全て財務省の対応に起因するものであり、政府与党の責任と言わざるを得ません。 
北朝鮮問題、働き方改革関連等々、やるべき課題が山積しているにもかかわらず、不誠実な国会運営極まれりです。」 
 
「先ほどまで参院予算委員会理事会が開催されていましたが、案の上、財務省から出てきた決裁文書は国会議員に提出された文書と同じものでした。私などはすでに2セットも持っています(笑)。別の文書の存否も明らかにされませんでした。」 
 
 以下は希望の党の玉木氏。 
 
玉木雄一郎 
「【疑惑の整理】 
 
A 平成28年6月の売買契約時に作成した決裁文書(本物の原本) 
B 議員に公開するためにAを変造して作成されたとされる文書 
C チェックがないと指摘されBにチェックを入れて作成されたと思われる文書 
 
現状→ 財務省は B、 Cのコピーは提出したものの、Aの存在を明確に否定せず。」 
 
「財務省は無理に無理を重ねる説明をやめ速やかに平成28年6月の売買契約時に作成した決済文書の本物の「原本」(A)を出すべきだ。あるいは、本当に存在しないなら、そんなものはないと明言すべき。存在を否定できないのに出せないという説明は遅かれ早かれ崩壊する。策を弄しても事態は悪化するだけだ。」 
 
「決裁文書の改ざん疑惑、報道が事実なら、刑法違反の重い犯罪。そんなリスクを取ってまで隠さなければならなかった事実は何か。そこがポイント。そもそも、本来なら公表されるべき売却価格が森友学園の件だけ非公開だったことが全ての始まりだった。最初から隠そう隠そうという力が働いていた。なぜだ。」 
 
 財務省が森友学園に国有地を売却した時の決裁文書に2つの偽造バージョンがあるらしい。なぜそんなことをしたのか。まったくその通りだ。籠池夫妻もメディアから遮断され、塀の中に閉じ込められている。 


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