2018年04月01日11時09分掲載  無料記事
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中国

中国二線都市で「人材争奪戦」 背後に深い意義

 中国江蘇省南京市は6日、南京以外の都市にある大学を今年卒業し、南京で企業の面接を受ける学生に1000元(約1万6800円)の「面接補助金」を給付すると発表した。 
 南京市政府が発表した「世界に影響を与えるイノベーション都市の建設に関する政策・施策」に歩調を合わせ、定住するためのハードルを低くしたり、家賃補助、起業補助を普及したりと、南京市は人材を呼び込むための政策を打ち出している。 
 人材の呼び込みに力を入れているのは南京だけではない。2017年以降、中国の多くの二線都市で人材の争奪戦が繰り広げられ、18年に入っても、杭州、寧波、武漢、鄭州、成都などの都市が人材を呼び込むための新たな政策を続々と打ち出している。 
 北京、上海などの一線都市は、定住やマイホーム購入に関する制限を増やしてハードルを高くしているのに対して、中国の二線都市は人材の呼び込みに力を入れているため、一線都市の人口問題や人材集中という問題の緩和につながるほか、豊富な人材がもたらした発展と繁栄を二線都市にシェアし、その発展を促進することができる。 
〔JCLIFセミマンスリーニュース(『人民網 日本語版』2018年3月前半 抜粋)〕 
 
全文はこちら http://j.people.com.cn/n3/2018/0313/c94475-9436569.html 
 
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