2018年09月14日13時46分掲載  無料記事
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反戦・平和

9月22日に学術会議が軍事研究をめぐる学術フォーラム  杉原浩司(すぎはらこうじ):武器輸出反対ネットワーク 

  防衛装備庁は8月31日、自衛隊の武器に応用できる大学などの最先端研究を公募して資金助成する「安全保障技術研究推進制度」の今年度分の配分先20件を発表しました。応募総数は73件で、昨年度の104件から減少。とりわけ大学からの応募は12件(9校)と、昨年度の22件(16校)からほぼ半減しました。配分先の内訳は、公的研究機関7件、企業や団体10件、大学3件(大分大、岡山大、桐蔭横浜大)。加えて、採択された企業等の研究に協力する分担先として、配分先以外の3校が選ばれました(分担先の大学名については公表せず)。 
 
  防衛装備庁 研究助成に6大学 応募数は半減(8月31日、毎日) 
https://mainichi.jp/articles/20180901/k00/00m/040/170000c 
  軍学共同反対連絡会は、日本学術会議声明を蔑ろにして応募・採択された大分大、岡山大、桐蔭横浜大の3大学に加えて、公的研究機関である海洋研究開発機構、理化学研究所、宇宙航空研究開発機構、物質材料研究機構に対しても強い抗議の意思を表明しています。さっそく、抗議の申し入れなどを準備中です。採択状況の詳細は、以下の最新ニュースレター冒頭の「採択速報」をご覧ください。 
 
※3大学の地元の皆さん、ぜひ働きかけをお願いします。 
 
  軍学共同反対連絡会ニュースレター25号(9月5日) 
http://no-military-research.jp/wp1/wp-content/uploads/2018/09/a0a47218d8709e4fe1f462f3a8df03e3.pdf 
  これに関連して、9月22日午後、日本学術会議が「軍事的安全保障研究をめぐる現状と課題」と題する学術フォーラムを開きます。以下のアンケート結果を踏まえたものですが、軍事研究をめぐる最新の状況と論点が浮き彫りになると思います。ぜひ、事前申し込みのうえでご参加ください。 
日本学術会議「軍事的安全保障研究に関する声明」についてのアンケート第一次集計結果報告 
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kagaku/24/results_2018_1st.pdf 
 
◆なお、12時30分から、軍学共同反対連絡会の呼びかけで学術会議入口にてスタンディング・チラシ配布を行います。こちらにも、ぜひご参加ください。 
 
杉原浩司(すぎはらこうじ):武器輸出反対ネットワーク 
 
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日本学術会議主催 学術フォーラム 
「軍事的安全保障研究をめぐる現状と課題 
―日本学術会議アンケート結果をふまえて」 
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/261-s-0922.pdf 
【申し込みはこちらから】 
https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0067.html 
日時:9月22日(土) 13時〜17時(12時30分受付開始) 
場所:日本学術会議講堂(定員300人) 
(東京メトロ千代田線「乃木坂」駅5番出口) 
地図 http://www.scj.go.jp/ja/other/info.html 
主催:日本学術会議 
<13:05〜14:25 挨拶・報告> 
趣旨説明:三成美保(日本学術会議副会長) 
会長挨拶:山極壽一(日本学術会議会長) 
軍事的安全保障研究に関する声明について:杉田敦(検討委員会委員長) 
アンケートの分析結果から:佐藤岩夫(日本学術会議第一部長) 
<14:25〜15:10 取り組みの紹介> 
琉球大学:西田睦 
関西大学:吉田宗弘 
日本天文学会:柴田一成、土井守 
<15:20〜16:55 パネルディスカッション> 
杉田敦(検討委員会委員長、法政大学教授) 
渡辺芳人(名古屋大学教授) 
杉山滋郎(北海道大学名誉教授) 
千葉紀和(毎日新聞記者) 
 
 
ちきゅう座から転載 


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