2018年10月01日23時39分掲載  無料記事
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国際

ポーランド、米国との軍事連携を強化 米軍基地の設置も視野に

 9月18日付のThe Washington Post紙は、ポーランドのドゥダ大統領が、米国のトランプ大統領との共同記者会見で、ロシアの脅威を踏まえて米国との軍事連携を強化するとともに、国内に恒久的な米軍基地を設置することを提案したと報じた。 
 ドュダ大統領は、18日に行われたホワイトハウスでのトランプ大統領との共同記者会見にて、「ぜひとも、ポーランドに恒久的な基地『フォート・トランプ』を設置したいと考えている」と語った。 
 同紙は、トランプ大統領の名を冠した基地名の提案は冗談だと思われるものの、トランプ大統領が「米国がポーランドにおける恒久的な軍の駐留を確立した場合には、ポーランドは進んで“非常に大きな”貢献をしてくれるだろう」と語り、基地設置に向けた話し合いに応じる姿勢を示したと報道。 
 なお、ポーランド政府は今年5月、自国内での米軍常駐基地の設立に向けて最高20億ドルを拠出することを表明している。米軍は、ロシアによるクリミア併合後、NATO地域東部の防衛の一環としてポーランドにてローテーション駐留を既に行っているものの、恒常的な基地は設置していないという。 
 同紙は「欧州にさらなる常駐基地を設置することは、EUとの関係を悪化させる」という米退役将校の見解を載せている。 
〔ND米紙ウィークリーニュース第155号(September 28, 2018)〕 
 
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