2018年12月08日18時48分掲載  無料記事
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国際

北朝鮮、核外交行き詰まり 新型兵器を実験

 11月15日付のThe Washington Times紙は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が視察する中、詳細不明の「新開発の最先端戦術兵器」の実験が成功した旨、北朝鮮メディアが報道したと報じた。 
 今回の実験は、核兵器やアメリカを標的とし得る長距離ミサイルの実験とは思えないものの、アメリカと韓国へ圧力をかけるという明確な狙いがあるとみられている。 
 2017年11月以来、北朝鮮は公的にはいかなる兵器実験も行なっていなかったが、最近になり、北朝鮮政府はこの実験をもって、アメリカ主導の国際制裁と進行中であるアメリカと韓国の小規模軍事演習に対する怒りを表明したと同紙は伝えている。 
 今月の初め、北朝鮮外務省は、制裁緩和を受けられない場合、自国の核兵器保有を再び増強させる可能性があるとの通告を行っている。6月の金委員長とトランプ米大統領の首脳会談以来、交渉は行き詰まりを見せている。アメリカ政府は核廃絶に向けたさらなる行動を推進する一方で、北朝鮮政府は、朝鮮戦争を正式に終結させ、制裁解除を行うことを要求している。 
〔ND米紙ウィークリーニュース第163号(December 4, 2018)〕 
 
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