2019年03月04日11時47分掲載  無料記事
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アフリカ

【西サハラ最新情報】  春一番、西サハラ代表団ベルリン入り  平田伊都子

 あなたの所では、春一番が吹きましたか?  春の訪れを告げる、砂漠の春一番・砂嵐が、西サハラ難民キャンプに吹きました。 砂嵐に誘われて、アメリカ超党派議員団やEU議員団、ドイツ議員団、フランスのNGO団体などが、アルジェリアにある西サハラ難民キャンプ旅行をしました。 
寒の戻りがきませんように、、   
 
(1)ハリーの災難: 
 2019年2月23日〜25日の3日間、ハリー英国王子(ヘンリー・ チャールズ・アルバート・デイビッド)とメーガン妃が、現地時間23日夜、2時間も遅れて、モロッコ・カサブランカのムハンマド5世国際空港に到着した。メーガン妃は妊娠30週を超えた身重を10僂離團鵐辧璽襪砲里擦董衣装をとっかえひっかえ超豪華モロッコ旅行を華々しく、3日間繰り広げた。その一方、モロッコ王国の首都ラバトでは、給与引き上げや健康保険制度の向上を求めた臨時教員らによるデモが続いた。治安部隊の怒声や抱水の音やデモ隊の悲鳴が、ヘンリー王子とメーガン妃に届いたのだろうか?人権問題に同情的だという噂を信じて、モロッコ占領地・西サハラの政治囚達が夫妻に嘆願書を送ったが、目を通したのだろうか?? 
 そして<ハリーの災難>は、フライトの遅れだけにとどまらなかった。「7人のメデイア関係者のうち5人の荷物が、我々と一緒に届かなかった。結局、我々は機材なしで旅を続ける羽目になった。そのうえ、RAM(ロイヤル・エア・モロッコ)はロストバゲージの番号も教えない。RAM(ロイヤル・エア・モロッコ)のサービスは最低だ!」と、ハリーに同行した英国王室カメラマンのマーク・クスバートがツイ―トした。RAM(ロイヤル・エア・モロッコ)は、「ハリー夫妻が搭乗した飛行機は、ロンドンの深い霧のために遅れた。同行したカメラマンたちの荷物にロス(不明)があった」と、発表した。 
 モロッコでは昨年12月に、旅行者の首が切られました。モロッコ旅行者の皆さまに 「Bon Voyage !(ボン ヴォヤージュ)」 
 
(2)モロッコ・メデイアの標的は?: 
 SPS(サハラ・プレス・サービス)のニュースをMWN(モロッコ世界ニュース)が引用し校閲し、MWN(モロッコ世界ニュース)の記事を更に校正してCORCAS(王立サハラ問題諮問評議会)が掲載する。掲載しない記事が多い。MWN(モロッコ世界ニュース)もCORCAS(王立サハラ問題諮問評議会)もモロッコのニュースソースだが、両者の違いはMWN(モロッコ世界ニュース)が西サハラと国際表記を使っているのに、CORCAS(王立サハラ問題諮問評議会)は徹底的にモロッコ・サハラ、または南モロッコ地方と表示しているところだ。モロッコは西サハラを自国領だと主張していて、モロッコの地図から西サハラを排除している。 
 「17人アメリカ超党派議員団が西サハラ難民キャンプを2月24日に訪問」のニュースは、モロッコにとって忌々しい事件だった。MWNは2月26日に、「彼らは西サハラの独立を叫び、モロッコに対し西サハラ人の受難に終止符を打つため、人民投票を施行しろと迫っている、、彼らは西サハラ建国記念祭(2月27日)を見物に来ただけだ」と、米議員団訪問を躍起になって過小評価した。さらにMWN(モロッコ世界ニュース)は、訪問を実現させたのはアルジェリアが雇っているアメリカ人ロビイストだと、アルジェリアに矛先を向けた。 
 このところMWN(モロッコ世界ニュース)は、アルジェリア反政府運動に焦点を当て、煽っている。3月3日、MWN(モロッコ世界ニュース)は血まみれのデモ参加者や叫ぶアルジェリア人など、反政府デモ組み写真を載せ、「アルジェリアの抵抗者たちは、5度目の大統領選挙戦出馬を決めたブーテフリカに、様々な意味で怒りをぶつけた。あるグループが、ブーテフリカの写真を添え、モロッコ国旗で覆った空の棺桶を担いでいる映像を、投稿した、、」と、報じた。ちょっと、、勇み足じゃな〜い? 
 この二つのニュースをCORCAS(王立サハラ問題諮問評議会)は採用しなかった。 
 
(3)ホルスト・ケーラー元ドイツ大統領のベルリン招待: 
 2019年3月3日、SPS(サハラ・プレス・サービス)が、「3月4日と5日、ドイツの首都ベルリンで、国連事務総長西サハラ個人特使ホルスト・ケーラー元ドイツ大統領の招待に応じ、西サハラ交渉団がケーラー氏と個別会談をする、、会談では、3月中にジュネーブで開催予定の第二弾円卓会議に向けて政策的な数点の問題を討議する」と発表した。その中で、ポリサリオ西サハラ難民政府の国連代表シディ・ムハンマド・オマル博士は、「国連指導下での交渉過程で学んだ、ケーラー氏の弛まない尽力と建設的で真摯な精神に深く感銘した。我々は、ケーラー氏への熱烈な支援を惜しまない」と、ケーラー氏に謝意を表し、「国連安保理と国連決議に基づく、西サハラ人民のまごうことなき民族自決権と独立を保証する、平和で公正で継続的な解決策を達成するという基本理念」を、強調した。 
 このニュースをMWN(モロッコ世界ニュース)もCORCAS(王立サハラ問題諮問評議会)も、未だ流していない。ホルスト・ケーラー元ドイツ大統領がモロッコにも個別対談の招待状を送ったのは間違いないから、近々に、少なくとも一週間に一度の木曜政府記者会見で、取り上げられと思われる。楽しみです。 
 現在、モロッコメデイアの最大関心事は、モロッコとサウジアラビア+UAE(アラブ首長国連邦)との関係修復だ。約一か月前にサウジアラビア所有のアル・アラビアTVが西サハラを支持するドキュメンタリーを放映して以来、緊張緩和どころか緊張が強まっている。3月1日〜2日にUAE首都のアブダビで開催されたOIC (イスラム協力機構外相会議)に、モロッコは外務大臣を送らなかった、、というより、真相は、サウジとUAEがモロッコ外相を招待しなかったと、言われている。サウジとUAEはモロッコの強力なスポンサーなのだ。 
 
 2019年2月27日、第43回SADR(サハラウィ・アラブ民主共和国)建国記念日祭は、 
例年通りのプログラムで、行われました。 サハラ砂漠のマラソン大会もやりました。 
 欧米やアルジェリアから、西サハラ支援団体も参加しました。 しかし、、43回目を難民キャンプで祝う気には、なかなかなれないようです、、 
 来年こそは、祖国西サハラで、SADR(サハラウィ・アラブ民主共和国)建国記念日を盛大にお祝いしたいと、地球の裏側にある日本で祈っております。 
 
 
Youtubeに2018年7月にアップした「人民投票」(Referendum)をご案内します。 
「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc 
「Referendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU 
 
Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いいたします。 
「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo 
「Last Colony in Africa]  英語版URL:  https://youtu.be/au5p6mxvheo 
 
 
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之     2019年3月4日 
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子 


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