2019年06月23日02時29分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=201906230229530

政治

立憲民主党 枝野幸男代表 街頭演説 2019.6.8 JR関内駅南口  〜2年前の結党時の熱が感じられる枝野氏の演説〜

https://www.youtube.com/watch?v=Qmfgx608KNc 
 立憲民主党の枝野党首の今月の演説。2年前の結党時期の熱が感じられる。枝野氏が台湾の李登輝に学んだのが、政局のタイミングのつかみ方だと言う。経済政策を公表するタイミング、内閣不信任案を出すタイミング、これら1つ1つをタイミングを見計らって慎重に打ち出しているのだろう。 
 
  日本経済の6割を占めている消費をテコ入れすることが大切だ。株価だけが上がっても意味がない。高齢者が老後の充実した暮らしのためにお金を使っていける社会に改革することが大切だ。安心できる医療と介護こそが景気対策だ。年金を大幅に増額することはできないが、その年金で安心できる社会を形成するために価値観を転換する必要がある。その他、枝野氏は食料安保などについて語った。 
 
  経済成長のために国民が存在するのではなく、国民のために経済がある。この価値観の根本転換こそ、枝野演説の骨子と言えよう。「立憲民主党は結党時の迫力がなくなった」という人がいるが、この演説を聞く限り、そんなことはないことがわかる。 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。