2019年09月02日18時43分掲載  無料記事
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アフリカ

【西サハラ最新情報】  西サハラ難民が伝えた大統領と国会議員とSJJAの会見  平田伊都子

 8月30日午後4時、ブラヒム・ガリ西サハラ大統領が柿沢未途衆議院議員とSJJA代表を迎えてくれました。 筆者は大統領が駐アルジェリア西サハラ大使をされていた頃から存じ上げており、故アブデル・アジズ大統領とのインタヴューを何回となくアレンジして頂きました。 ついつい馴れ馴れしくなるのを、抑えに抑えて、会見に臨みました。 
 
\哨汽魯蘰駝吋ャンプの、大統領と国会議員とSJJAの会見ニュース: 
8月31日、西サハラ難民キャンプにある3つの主要メデイアが、大統領の会見を伝え 
た。アラビア語版、スペイン語版、フランス語版、英語版のうち、英語版を紹介する。ちなみに西サハラ難民キャンプの初等中等教育では、母国語アラビア語は勿論、外国語学習が必須科目で。子供たちはクワトロ・リンガルだ。以下に、英語版をご紹介します。 
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Yokohama (Japan) 31 August 2019 (SPS)- The President of the Saharawi Republic, Mr. Brahim Ghali, regretted Japan’s complicity with Morocco in the illegal exploitation of Saharawi fishing resources, in a statement during a reception he granted on Saturday to members of Sahara-Japan Journalist Association (SJJA) in Yokohama, Japan. During a meeting he held with Representative of SJJA, Mrs. Itsuko Hirata, and member of Japanese Parliamentarian Friendship Association for Western Sahara, Mr. Mito Kakizawa, Brahim Ghali noted the strong ties that links Japan and Morocco, considering that such friendship should not push Japan to enter in illegal agreements with Morocco that include the territory and waters of the Saharawi Republic. The Saharawi President further estimated that Japan should be neutral regarding the conflict in Western Sahara, and refrain from showing any sort of support to the Moroccan illegal occupation of parts of the national territory of Saharawi Republic. 
The meeting also discussed various other issues related to the different possible forms of support to the Saharawi cause within Japan, including through existing associations such as SJJA and the parliamentarian group of friendship.The meeting was also attended by the Saharawi Foreign Affairs Minister, Mr. Mohamed Salem Uld Salek, the Counsellor to the Presidency, Mr. Abdati Breika, and Saharawi Permanent Representative in the AU, Mr. Lamine Baali. The Presidential delegation it should be recalled participated to the various meetings of the 7th Summit of TICAD that took place from the 26th to the 30th August 2019 at the levels of High Officials, Ministers then Heads of States. 
 
英語ニュースの意訳: 
 西サハラ難民キャンプ発の英語ニュースを意訳する。ご異議のある方はご一報ください。 
「横浜(日本)2019年8月31日(SPS サハラ・プレス・サービス) 
西サハラ共和国大統領ブラヒム・ガリ氏は、日本が西サハラ漁業資源を不法略奪しているモロッコの共犯者であることに、遺憾の意を表した。この表明は、日本の横浜に於いて土曜日(金曜日)にサハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエ―ション(SJJA)メンバーとの会見の中で出された。SJJA代表平田伊都子と日本西サハラ友好議員連盟(再興)メンバーの柿沢未途氏との討論の中で、ブラヒム・ガリは、日本がモロッコと強力な関係にあるのは結構だが、その関係が西サハラ共和国領海の不法略奪に及ぶのは許されないと、強い警告を発した。さらに西サハラ大統領は、日本は西サハラ紛争に関して中立であるべきだとし、西サハラ共和国の不法占領を肯定するような、いかなる言動も慎むべきだと強調した。 
 会合は、日本に現存するSJJAや友好的な議員グループを基にした、西サハラ大義を支援する様々な計画についても話し合われた。会合には、西サハラ外務大臣モハメド・サレム・ワリド・サレク、大統領補佐官アブダティ・ブレイカ、西サハラ特命全権大使ラミン・バーリ、も同席した。 
 大統領代表団は、2019年8月26(28)日から30日にかけてのTICAD7首脳会議開催中に、高官や大臣級や首脳との、様々な会合に参加した」 
 
モロッコの反応?: 
 モロッコは外務大臣ナセル・ブリタをTICAD7に送ったが、CORCAS(王立サハラ問題諮問評議会)もMWN(モロッコ世界ニュース)も、TICAD7に関しては未だに薄気味悪く口を閉ざしたままだ。2008年TICAD犬2013年のTICAD垢農哨汽魯藥臆蛋忙澆棒功したモロッコは、今回も阻止できるものだと甘く考えていたようだ。ところが、西サハラは参加した。しかも、民族衣装をまとった西サハラ大統領ブラヒム・ガリがTICAD7に登場したのだ!「日本入国ビザを取るのは大変だった。AUアフリカ連合が、<西サハラにビザを出さないのなら、AUはTICAD7に参加しない>と、強気の交渉をしてくれたおかげで、日本に来れた」と、西サハラ大統領が苦労を語ってくれた。「アハラン・ワ・サハラン(アラビア語でようこそ)」、本当に、こんなイズツナイ会議に、ようこそお越しくださいました! それなのに日本は、西サハラへの<おもてなし>などそっちのけで、ひたすらへそを曲げたモロッコのご機嫌取りに四苦八苦していたようだ。 
 安倍総理大臣の2国間首脳会談に、理由はともあれ、西サハラ大統領は呼ばれなかった。 
 河野外務大臣の2国間外相会議にも、西サハラ外務大臣は呼ばれなかった。そして外務省の発表によると、「本31日午後0時頃から約70分間,都内において,河野太郎外務大臣は,TICAD7出席のため訪日中のナッセール・ブリタ・モロッコ王国外務・国際協力大臣(H.E. Mr. Nasser BOURITA, Minister of Foreign Affairs and International Cooperation of the Kingdom of Morocco)を迎えて,昼食会を行った」と、ある。 
 
 2019年8月のTICAD7首脳会議は、2018年10月のTICAD7閣僚級会議同様に、アフリカ諸国の国旗が翻らない国際会議に終わってしまいました。 大成功とは言えない国際会議に、外務省関係の方々はグッとお疲れが出てしまったのでは、、と、案じております。 
「無事これ名馬」という名言があります。 テロも乱闘もなく無事に走り切れて、何よりでした、、 
 
 
Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)をご案内。 
「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc 
「Referendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU 
 
Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。 
「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo 
「Last Colony in Africa]  英語版URL:  https://youtu.be/au5p6mxvheo 


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