2019年11月25日23時30分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

337回 核と、神と、人間と

ローマ教皇が11月23日に来日する 
そして翌日、被爆地の長崎、広島を訪れる 
核兵器反対のメッセージを 
世界に発信することになるだろう 
平和を願い、戦争に反対する宗教の指導者として 
当然といえば。当然といえる 
世界に13億人の信者数を誇る 
ローマカトリック教会のトップであるローマ教皇である 
その影響力は多大なものがある 
わが安倍首相も反核に同調してみせるだろうが 
核兵器に全面的に反対する「核兵器禁止条約」には 
「核の傘」に守られている日本としては 
賛成しないという姿勢は貫くであろう 
そう、米露などの核大国や、それらの国の核の抑止力に 
国の防衛を頼る国々は日本と同じく 
核禁止条約を認めていない 
人間を、地上のいのちのすべてを滅ぼしかねない 
核兵器はこれからも地球の上に君臨し続けるだろう 
核は、神より上の存在であり続けるのである 
それを許す人間とはなんと愚かな生きものであろう 
神という宗教も、核と同じく人間の文明の産物でしかないのか 
なぜ? 
この「問い」にいかなる答えが可能なのか・・・・・・・ 


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