2020年04月29日10時15分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=202004291015063

農と食

Omar Allibhoyシェフによる本場のパエリアの作り方 鶏を使った発祥の地バレンシアの場合 

  新型コロナウイルスでネットによる講義が始まっているようですが、世界では様々な講義がインターネットで行われており、いずれはもっと広がって国境がなくなっていくでしょう。料理の作り方もたくさんネットに上がっています。 
 
  下のリンクは米を使ったスペイン料理のパエリアの作り方。パエリアと言うとムール貝とか、エビなどの魚介類を想像しがちですが、このYouTubeのレシピでは基本は鶏の肉です。スペイン東部で地中海に面したバレンシア地方の作り方(※)ということです。シェフはオマル・アリボイ(Omar Allibhoy)氏。風貌が同じスペイン語圏のアルゼンチン出身の革命家チェ・ゲバラに似ていることもあり、アリボイ氏もそれを意識しての事か、著書に「タパス革命」というタイトルのものがあります。これはタパス革命というレストラングループの名前でもあるようです。 
 
  アリボイ氏はカタルーニャ地方にあった「世界一予約が取れないレストラン」というあの伝説のエル・ブジ(el Bulli)で総料理長フェラン・アドリアのもとでかつて働いていたということで、今ではスペインのセレブのシェフだそうです。エル・ブジの後、ロンドンに進出し、スペイン料理のレストランを開き、英語もそこで学んだということです。 
https://www.youtube.com/watch?v=L_dDUw_QuDU&t=49s 
  この映像は英語で行われていますが、非常にわかりやすい英語です。 
 
 
※パエリアの発祥の地はバレンシア地方。「『バレンシア風』をうたって魚介類のパエリアを出す店もあるが、伝統的なバレンシア風に魚介類は使われない。基本的に陸の肉類と海の幸を混ぜて使うことはなく、かたつむりは丘の貝として、うさぎ肉や鶏肉などと一緒に用いられてきた」(村上信夫著『レストランのメニュー』より) 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。