2020年08月12日14時08分掲載
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米国
米民主党大統領候補バイデン氏、副大統領候補にカマラ・ハリス氏を選ぶ
米民主党の大統領候補に選ばれたジョー・バイデン氏が副大統領候補に誰を選ぶかで何人か噂が飛び交っていた。スーパーチューズデイ直前に大統領候補を降りたミネソタ州選出エイミー・クロブシャー上院議員や、カリフォルニア州選出の黒人の上院議員カマラ・ハリス氏など3〜4人が噂に上がっていた。今、ツイッターで続々と、バイデン氏やハリス氏らがカマラ・ハリス氏に決定した旨を発信している。オバマ大統領の祝福の言葉も出ている。
バイデン氏はツイッターにハリス氏と腕をタッチしている写真を掲載し「Let's go win this, Karmala Harris 」と綴った。ミネアポリスで衆人環視の元で起きた警察官による黒人殺害と抗議の渦を経た今、このタッグは和解と融和をアピールするものだろう。
ポリティコ誌によると、カマラ・ハリス氏はインド出身の母（癌の研究者）とジャマイカ出身の父（経済学者）のもとに生まれた有色人種の政治家である。7歳の時に両親が離婚し、インド系の母の手で育てられたが、母方の祖父はインド独立運動に貢献したインド政府高官だったという。また祖母もインドの貧しい女性たちへの反貧困運動に尽くしたとされ、カマラ・ハリス氏は幼い頃、インドを訪問してこれら祖父母に会い、大きな影響を受けたとされる。
このポリティコ誌の「カマラ・ハリスについて知るべき５５の事」の最後の事柄は非常に面白い。彼女は母親（インド系）がモットーにしていた言葉を大切に受け継いでいるのだという。「あなたは多分『最初』になれるだろう。でも、『最後』になってはいけない」。女性の、そしてマイノリティの歴史がにじむ言葉である。
■55 Things You Need to Know About Kamala Harris（ポリティコ誌）
https://www.politico.com/news/magazine/2020/08/11/kamala-harris-vp-background-bio-biden-running-mate-2020-393885
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