2021年02月01日10時39分掲載  無料記事
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神崎洋治監修「プロが教えるデジタル一眼カメラのすべてがわかる本」(ナツメ社)

  ナツメ社から出版された神崎洋治監修「プロが教えるデジタル一眼カメラのすべてがわかる本」には「史上最強カラー図解」と銘打ってあって、確かに史上最強と名乗っても誇大広告とは思えない。最近、僕は手持ちのビデオカメラを買い替える必要があって、カメラ店に入って、いろいろ見たり、店員に聞いてみたりした。しかし、最近のデジタル技術の進歩に伴い、技術についてわからないところが多々あることに気づいた。たとえば、店員にSONYのビデオカメラの説明を聞いていて、CMOSイメージセンサーというものが何か、筆者には知識がなかったし、さらにその発展型のExmorについてはさらにわからない。 
 
  そうした知識の穴を埋めるのが「プロが教えるデジタル一眼カメラのすべてがわかる本」だ。これは一見、スチルカメラについての本に思えるだろうが、ビデオカメラについても応用がきく本ではないかと思う。先述のCMOSセンサーの原理についても説明されているし、CCDとの違いも説明されている。本書では「すべてがわかる本」とあるように、様々な説明が網羅されており、今まで知らないで過ごしてきたことが随分たくさんあることに気づかされた。ホワイトバランスや色温度、フィルターについても基本原理が書かれているし、さらにそもそも写真はどう撮影されるのか、という基礎的な原理から説明がなされているのだ。被写界深度やISO感度について割かれている。露出補正についても、露出補正前と補正後の写真を並べて説明しているから、すっと頭に入る。すべてに明快な画像や写真がつけられているから、感覚的に理解できるように作られている。 


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