2021年07月02日20時49分掲載  無料記事
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アジア

「ミャンマー国軍が私に逮捕令状を出したことを誇りに思います」 日本ミャンマー友好協会、ドクター・ササ氏参加のシンポジウム

 一般社団法人日本ミャンマー友好協会(本部東京)は、7月6日(火)、「ミャンマー国軍によるクーデターを非難する国会決議について」をテーマとしたZOOMによるシンポジウムを開催する。参加者はクーデターを起こした国軍の対抗し民主派が結成したミャンマー国民統一政府(NUG)国際協力省大臣のドクター・ササ氏らNUGの閣僚4名と、日本・ミャンマー友好議員連盟会長の逢沢一郎衆議院議員(自民)、ミャンマーの民主化を支援する議員連盟事務局長の石橋通宏参議院議員(立憲)ら。ドクター・ササ氏とはいかなる人物か。ミャンマー国軍が反逆者として逮捕状を出した人物の素顔をMYANMRA JAPONニュースから紹介する。(大野和興) 
 
ササ医師はチン州出身の医師でミャンマー国家顧問のスー・チー氏とすごく距離の近い人物です。3月17日、ミャンマー国軍がササ医師を反逆者として逮捕令状を出しました。するとササ医師から即座にこういう声明が出されました。 
 
ミャンマー国軍が私に逮捕令状を出したことを誇りに思います。 
これで私はミャンマー国民と一緒に国軍と戦っていることが証明されました。。。。 
 
同ニュースのドクター・ササ氏の紹介は続きます。 
 
◆経歴 
 
ササ医師はミャンマーでも最も山岳地帯が多いチン州の少数民族でインドとアルメニアに医学を学び今は医者として活動しています。チン州では知らない人はいないほど有名な慈善活動家です。スーチー氏のノーベル平和賞の賞金で設立されたインドの学校で学んだ後にアルメニアの大学で医学を学んで医者になりました。またイギリスのチャールズ皇太子ともとても仲良いよい関係です。チャールズ皇太子の支援でHealth & Hopeというミャンマーの少数民族への支援団体が設立されました。主にミャンマーでも一番遅れているチン州の発展のために活動しています。山岳地帯が多く交通面で遅れをとっているチン州のために小型旅客機の滑走路建設、インターネットを使った遠隔医療やドローンによる物資の運搬などを実験しています。 
 
◆生い立ち 
 
ササ医師は自分の誕生日を知りません。ササ医師が生まれた時は父親は遠出しており、母親は字が読めずカレンダーを理解できないからです。父親は小学2年ほどの教育しか受けていません。ササ医師の生まれ故郷の村では年に一度しかシャワーを浴びません。普段は英語とチン族の独自の方言を使うためササ医師はミャンマー語が苦手です。 
 
◆クーデター初日 
 
クーデター初日の2021年2月1日にはミャンマーの議会のある首都ネピドーの議員会館に他の議員たちとともに過ごしていました。ササ医師はスー・チー氏の2期目の新政権に加わる予定だったそうです。当日早朝に兵士がやってきて次々と議員たちを拘束していきました。ササ医師のことは一般的にはあまり知られていなくてタクシー運転手の姿に変装して逃げることができました。それから三日三晩かけて国外の安全な場所に辿り着いたようです。 
 
続きは下記から。 
https://myanmarjapon.com/serialize/210627?utm_source=20210627&utm_medium=email&utm_campaign=newsmail 
 
★日本ミャンマー友好協会のZOOMシンポ参加は以下から。 
https://jmfa.or.jp/tokyo/zoom-session/ 


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