2022年02月25日11時16分掲載  無料記事
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人類の当面する基本問題

(41)2021 年になって世界中で死亡率急増−続 (2) コロナワクチンの負の影響 落合栄一郎

 世界中で2021年から死亡者数が急増しているという事実を、過去2回ほど投稿しました(注1)が、さらに増え続けているようですので、2、3の報告を紹介します。 
 まず、アメリカのCDCの公式データ (VAERS=Vaccine Adverse Event Reporting System)の2020.01.14の分に関した分析(注2)。なお、このサイト(注2)は、1週間毎に、新しいデータを分析している。また、このデータはワクチン摂取を受けた人に起こった負の影響についてであるが、問題なのは、CDCでは、ワクチン摂取による影響は、ワクチン2回摂取した時点の2週間以後からのみを、ワクチン摂取によると認めていることで、ワクチンを1回摂取しても、2回摂取しても、その後の2週間以内での影響は、ワクチン摂取によるものではないということになり、ワクチンの負の影響の多くは、それと見做されないようになっているのである。ですから、この公式データは、ワクチンの負の影響を非常に過小評価しているのです。 
 その上、このデータは、患者または医師からの申告に基づくもので、全てではなく、やはり実際の数よりかなり少ないと、これまでの経験から知られている。ですから、実際の負の影響数は、この公式のデータの少なくとも10倍はある、いや多分それよりは、かなり高いと考えられている。 
 さて、このVAERS(2022.01.14現在)のデータでは、2020年12月から2022年1月までのおよそ1年間のSARS-CoV-2対応のワクチン摂取による負の影響であるが、死者数は22,193、恒久的障害者39,150などであった。死因としては、多いもので、脳卒中、急性心筋梗塞、血栓症などであった。おそらく、実数はこの10倍以上であろう。しかし、この死者数は、これだけでも、1990年以来の31年間の様々なワクチンの摂取による死者数の9,478(306/年)と比べると異常に大きいことがわかる。もちろんワクチン摂取者の数は違うので、単純な比較はできないが。 
 CDCのデータの分析から、アメリカで、18-49歳の若年層の死亡率が、2021年から増えていることを示すデータもある(注3)。このデータは、2020年11月~2021年10月の1年間の若者の死者数を2018~2019年の同じ期間のそれとを比較したものである。ネバダ州では、65 %増えた。そのうちの36 %は、Covid-19によるものだそうである。ということは、コロナによる死以外では、42 %増えた。カリフォルニア州では、Covid-19以外の死者数は、32 %増加。他の州でも、若年層の死亡率が増えている。50-84歳では、27 %の増加であるが、Covid-19によるとされる死者が多い(死亡者の80 %)ので、それ以外の死亡は、5%の増加であった。それでも、例年よりも、死亡率は増加している。85歳以上では、死因は主としてCovid-19であった。 
 イギリス政府のデータを図にしたサイト(注4)がある。2021年の1年間において、年齢層に分けて、未摂取者、1回接種者、2回摂取者、3回摂取者10万人あたりのコロナによる死者数(死亡率)と、コロナ以外の原因による死亡率を月ごとに表示した図である。例えば、通常、死亡率の低い18〜39歳層の死亡者数の月変化を図1に示す(図の説明:実線はコロナ以外の死因、点線はコロナによる死、青は非摂取者、赤1回摂取、緑2回摂取、紫3回摂取)。コロナ以外の原因による死亡率は、摂取(1回、2回、3回とも)後急増し、摂取者の方が、非接種者よりも高い(赤、緑、紫の実線が、青の実線より上)。一方、非摂取者たちには、あまり変化は見られない。ただし、コロナによる死に関しては、摂取者の方の死亡率は、わずかに非接種者よりは低い。これは、ワクチンが、コロナ疾患に、僅かながら効果があることを意味するが、コロナとは無関係な原因で、死亡させるという負の効果の方が、圧倒的に大きい。他の年齢層でも、摂取者に非コロナ死が増えているが、その出方は、若年層とは違う。詳細は注4を参照されたい。 
 生命保険会社から、2021年になって、保険支払の急増が起こっているという報告もある。例えば、オランダの保険会社エゴンでは、2021年の第3四半期の保険金支払いが、前年(2020)の同じ期間と比較して、2.6倍(160%の増加)になったそうである(注5)。米国インデイアナ州の保険会社も、こうした統計値を発表している(注6)。2021年度では、18~64歳の死亡による生命保険支払いが40%増加、こんなことは、保険業界でいまでかってなかった。他の保険会社も似たような状況だそうである(注7)。妊娠中のワクチン摂取によって、死産や流産が増えているというデータも、報告されている(注8)。 
 人間の死は、どこでも、どんな事情でも起こる。当たり前のことである。ですから、強調されて報道されない限り、なんとも思われない。現在は、コロナ禍の何種目かのウイルスによる感染者が今日は何人、死者は何人、重症が何人などと、ニュースの時間毎に報道するので、ああこのウイルスは怖いのだなあという印象を植え付け続けている。これが、まる2ヶ年続いた。そして、それを予防するにはワクチンだ、もう2回行なったが、もう一度やらなければ、危ないぞと、人々を促す。このウイルスに感染した人の多く(大部分)は、実は、すでにワクチンを摂取しているのだが、この事実は、あまり強調されない。すなわち、実は、今回のワクチンは、感染予防には役立っていない。 
 しかも、上で見たように、ワクチン摂取による健康障害、死亡がワクチン摂取開始後に急増しているである。しかし、このことはあまり報道されていない。だから、政府発表(の公式サイト)などを、自ら見つけて、それを十分に吟味してみなければ、その実態はわからないのである。しかし、自分ではできなくとも、こうしたことを検討して報告しているものをみつけて、本当のことを知ることは、ある程度できる。通常のメデイアが、こうしたことをするのが、彼らの本来の役目なのだが。今回のパンデミックでは、メデイアは、そうしたことに目を瞑っているようである(なぜか)。 
 なお、感染者の同定は、PCR検査の陽性をもって、感染したことにしているが、この検査のあやふやさ、特に偽陽性を出しがちであることは以前に議論したので、ご参照のほどを(注9)。 
 
 
(注1)http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202111131133056; 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202112012003113 
(注2)https://vaersanalysis.info/2022/01/21/vaers-summary-for-covid-19-vaccines-through-01-14-2022/ 
(注3) 
https://www.theepochtimes.com/northeast-fares-best-amid-2021-prime-age-mortality-spike_4208797.html 
(注4)https://www.wandersolar.com/post/20220219/;https://www.realscience.news/2022-01-18-male-teen-deaths-skyrocketed-53percent-covid-vaccination.html 
(注5)https://genocide.news/2022-02-01-die-off-is-here-life-insurance-payouts-skyrocket-258-as-post-vaccine-deaths-accelerate.html 
(注6)https://childrenshealthdefense.org/defender/insurance-companies-report-increase-premature-deaths/ 
(注7)https://www.censoredscience.com/2022-01-05-life-insurance-companies-sound-death-alert-warnings-over-excess-deaths-covid-2.html 
(注8)https://www.realscience.news/2022-01-21-covid-vaccine-causes-miscarriages-stillbirths.html;https://www.globalresearch.ca/foia-docs-reveal-pfizer-shot-caused-avalanche-miscarriages-stillborn-babies/5767537 
(注9)http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202010220837044; 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202011281557466; 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202012061730390 
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202012210923391 
 
 
 
      図 1 


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