2022年03月08日10時58分掲載  無料記事
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核・原子力

ロシア政府は原発や人々への攻撃をやめ、即時撤退を NGO団体が声明を発表

ロシア軍がウクライナのザポリージャ原子力発電所を掌握したと報じられる中、原発や環境問題などに取り組む国際環境NGO FoE Japanは4日、緊急声明「ロシア政府は原発や人々への攻撃をやめ、即時撤退を」を発表した。 
 
同声明については以下を参照。(FoE HPより) 
https://foejapan.org/issue/20220304/6861/ 
 
【声明】ロシア政府は原発や人々への攻撃をやめ、即時撤退を 
 
ウクライナ最大の原発、ザポリージャ原子力発電所がロシア軍の攻撃を受け、被弾したと報じられています。 
 
言うまでもなく、戦争は最大の環境破壊であり人権侵害です。さらに、原発への攻撃は、膨大な量の放射性物質を環境中にまきちらすことにつながりかねず、広範囲にわたる環境汚染と健康被害をもたらします。許すことのできない環境犯罪でもあります。 
 
チェルノブイリ原発事故や福島第一原発事故により、私たちは原発事故の恐怖と長く続く汚染の被害、故郷を失った人々の悲しみや苦しみを目の当たりにしてきました。こうした悲劇を決して繰り返すべきではありません。 
 
いま、ロシアの市民も含め、世界中の人たちが、ウクライナで生じている惨禍をなんとか終わらせるため、戦争反対の声をあげています。私たちはこれらの人々と連帯し、ロシア政府に対して、原発や人びとへの攻撃の中止、およびウクライナからの即時撤退を求めます。 


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