2022年03月15日11時53分掲載  無料記事
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アジア

〈本日〉防衛省はミャンマー国軍の教育訓練をやめろ!3.15防衛省申入れ行動

防衛省がミャンマー国軍関係者を留学生として受け入れ、教育訓練を行っている問題をめぐり、武器輸出問題に取り組む「武器取引反対ネットワーク」(NAJAT)は3月15日、防衛省に対する申入れ行動〈防衛省はミャンマー国軍の教育訓練をやめろ!3.15防衛省申し入れ〉を実施する予定だ。 
 
同行動の詳細は以下を参照。(杉原こうじ=NAJAT代表のブログより) 
https://kosugihara.exblog.jp/241389510/ 
 
プーチンによるウクライナ侵略が残虐さを増しています。どうすれば止められるのか、私たち市民も厳しく問われています。 
 
一方で、同様に13ヶ月以上にわたって命が奪われ続けているミャンマーについては、報道がめっきり減っています。日本政府は、ロシアに対する強い姿勢とは対照的に、ミャンマー国軍の資金源を断たないばかりか、国軍留学生を受け入れ続け、軍事訓練を施しています。 
 
こうした動きに対して、既に、軍事クーデターから13ヶ月となる3月1日には、ミャンマー国軍の留学生2人を受け入れている防衛大学校(久保文明校長)に、地元の「非核市民宣言運動・ヨコスカ」「ヨコスカ平和船団」が申し入れ書を送付されました。https://kosugihara.exblog.jp/241379975/ ※申し入れ書全文も 
 
遅ればせながら、3月15日夕方、防衛省への申し入れを行います。可能な方はぜひご参加ください。 
 
日本:ミャンマー国軍との防衛関係を断つべき 防衛大学校が国軍の士官候補生を訓練(2021年12月20日、ヒューマン・ライツ・ウォッチ)https://www.hrw.org/ja/news/2021/12/20/380783 
 
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防衛省はミャンマー国軍の教育訓練をやめろ!3.15防衛省申し入れ 
 
3月15日(火)18時30分〜19時 
防衛省正門前(市ヶ谷駅または四ツ谷駅より徒歩8分) 
アクセス https://www.mod.go.jp/dih/access.html 
※要請書を提出しアピールします。プラカードなど持参歓迎です。 
 
 ミャンマーでは昨年2月1日の軍事クーデター以降、国軍により1,500人以上が殺害され、10,000人以上が拘束されています。無差別爆撃や放火、超法規的な処刑やレイプ、拷問などの戦争犯罪が今なお繰り返されています。 
 
 こうした中で防衛省は、軍事クーデター以降も、ミャンマー国軍の幹部や幹部候補生4人を留学生として受け入れ、射撃訓練を含む軍事訓練を行っています。防衛大学校(横須賀)に2人、陸上自衛隊教育訓練研究本部に1人、航空自衛隊幹部学校に1人を受け入れ、現在在籍しているのは計10人に及びます。留学生には給付金が支給され、授業料も免除されています。防衛省は「相互理解を増進し、文民統制下の自衛隊を理解してもらう」と正当化しています。 
 
 こうした政策は、ミャンマー国軍による軍事クーデターを非難する日本政府の姿勢と明らかに矛盾しており、残虐な戦争犯罪や人道に対する罪を犯している国軍に加担するものです。「防衛省は自国民を無差別に虐殺しているミャンマー国軍の一部を指導している」とミャンマー国民や在日ミャンマー人に受け止められています。さらに、ウクライナ侵略を続けるロシア・プーチン政権に対する強い姿勢と比べて、明らかに二重基準と言わざるを得ません。 
 
 日本政府は、国軍の資金源となっているイェタグンガス田開発をはじめとする経済関係を断つとともに、昨年3月に軍事協力を停止したオーストラリアにならって、一刻も早く、国軍留学生の受け入れを中止すべきです。防衛省への申し入れ行動にぜひご参加ください。 
 
【呼びかけ団体】 
武器取引反対ネットワーク(NAJAT) 
<連絡先> 
メール anti.arms.export@gmail.com 
TEL 090-6185-4407(杉原) 
ツイッター https://twitter.com/AntiArmsNAJAT/ 
Facebookページ https://www.facebook.com/AntiArmsNAJAT/ 
 
【賛同団体】 
メコン・ウォッチ 
国際環境NGO FoE Japan 
アーユス仏教国際協力ネットワーク 
日本国際ボランティアセンター(JVC) 
非核市民宣言運動・ヨコスカ 
ヨコスカ平和船団 
在日ビルマ市民労働組合 


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