2022年04月18日17時04分掲載  無料記事
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アジア

ミャンマー民主派のNUG駐日代表事務所が創立1周年記念式典 日本政府に正当政府との承認を訴える

 ミャンマー民主派の国民統一政府(NUG)駐日代表事務所は4月17日、都内でNUG創立1周年記念式典を開催した。NUGは、昨年2月のクーデターで実権を握った国軍を「テロ組織」とする民主派組織「連邦議会代表委員会」(CRPH)が発足させ、国際社会に自らを正当政府と認めるよう働きかけている。記念式典をミャンマー・ジャポンが以下のように報じた。 
 NUG駐日代表のソー・バ・ラ・ティン氏は「ウクライナと同様にミャンマー難民の受け入れや難民申請中の在日ミャンマー人に一日も早く難民認定をお願いしたい」と述べ、「政治と外交に力を入れ、NUGをミャンマーの正当な政府として認めるよう日本政府に訴えていく」とした。式典では、「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」事務局長の石橋通宏参議院議員や「日本ミャンマー友好協会」藤縄善朗会長から激励の言葉が贈られた。 
 NUGは、連邦議会代表委員会(CRPH)が国軍により拘束されているウィン・ミン大統領やアウン・サン・スー・チー国家顧問ら主要閣僚15名、副大臣12名をフェデラル民主主義憲章に基づき任命し、昨年4月16日に樹立したもの。 
 ミャンマーでは現在、地方を中心に国軍による空爆や村落の焼き打ちが激しくなっており、ミャンマー政治犯支援協会(AAPP)によると15日時点で1,756人もの市民が殺害されている。 


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