2022年06月13日16時09分掲載  無料記事
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アジア

「国民防衛隊は武器を捨て投降せよ」とミャンマー軍評議会 防衛隊は反発

 ミャンマー軍評議会は、すべての武装グループに対し武器を捨てて投降するよう呼びかけた。国営新聞Myanma Alinnの6月11日報道としてミャンマージャポンが伝えた。国軍クーデーター後に民主派勢力が自衛のために発足させた国民防衛隊(PDF)や少数民族武装勢力と国軍との戦闘が各地で激化している。 
 軍評議会・広報部は「連邦議会代表委員会(CRPH)、国民統一政府(NUG)、国民防衛隊(PDF)は国を破壊するための活動を行っているが、これは国の治安を乱し民主主義の発展を阻害するものだ」とし、PDFを含むすべての武装グループが武器を捨てて投降するよう呼びかけた。 
 これに対してPDF各グループは、「投降には一切応じられない」との声明を発表。米国国務省顧問のデレク・チョレット氏は、「軍評議会が反対勢力を武力で制圧することは不可能だ」と6月10日にタイのバンコクで述べた。 
 また、一般社団法人日本ミャンマー友好協会(本部・東京)が6月12日、都内で開催した定時総会・懇親会では、日本・ミャンマー友好議員連盟会長 逢沢一郎衆議院議員やNUG駐日代表のソーバラ・ティン氏らが挨拶。同代表は「(民主派勢力の)NUGは国民の大多数から支持を受けており正当な政府。日本も正式な政府として認めて欲しい」とスピーチし、今後の支援を呼びかけた。 


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