2022年11月02日17時06分掲載  無料記事
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アジア

ミャンマー国内避難民140万人、子どもも52万人に クーデター後に急増

 国際NGOセーブ・ザ・チルドレン(SC)は1日、ミャンマー国内の紛争により避難生活を余儀なくされている子どもが52万人に達していると発表した。ミャンマージャポンが伝えた。 
 SCによると、国内避難民は140万人に達し、このうち子どもが52万人含まれているとした。昨年2月のクーデター以降、新たに発生した避難民は110万人で、このうち子どもは40万人含まれているという。バングラデシュに逃れている約70万人のロヒンギャ難民は含まれていない。 
 避難民は水や食料、住居、健康面などの問題のほか、人身売買など身の危険にも直面している。 
 クーデター後、国軍は民主化勢力への武力弾圧を強め、住民居住区への焦土作戦を展開している。また民主勢力が結成した国民防衛隊とそれと共闘する少数民族武装勢力と国軍との戦闘が激化、戦火を逃れてジャングルなどに避難する人びとが後を絶たない。 
 ミャンマー政治犯支援協会(AAPP)によると、2021年2月1日から2022年10月31日までの21か月間に、国軍の弾圧によって市民2,400人が殺害され、このうち244人が子どもだった。 


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