2023年01月02日00時15分掲載  無料記事
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欧州

航空会社の対照的な対応〜チャオ!イタリア通信 サトウノリコ

読者の方は、筆者の家族が夏休みに日本に帰国中にコロナに感染したことを覚えているでしょうか?日本からイタリアに戻ってきて、4か月近くが経ちました。夏休みの里帰りはコロナもあり、旅行保険に入ったのですが、今だに保険会社との交渉が続いています。 
 
というのも、コロナに感染して便の変更があった場合、保険に入っていれば飛行機代と滞在費用が支払われるということで、念のために入って行きました。まさか、保険を使うことになるとは想像もしてなかったのですが、不幸中の幸いでした。ただ、保険会社に提出する書類を揃えるのに一苦労。 
 
夫と息子がコロナに罹ったと分かってから、買い物したらすべてのレシートを保存、宿泊先にも領収書を送ってもらうように頼んだり、最後は保健所に自主隔離証明書をもらいに行ったりと。 
 
今まで10年以上も日本に里帰りで毎年飛行機に乗っていたのですが、今回のことで初めて、使ってない航空券の空港税は払い戻しが効くということを知りました。 
 
この旅では、ドイツのルフトハンザを使用したのですが、早速保険会社から空港税のことを確認しろというメールが届き、夫がルフトハンザ・イタリアに電話すると、空港税は新しく買った航空券代で清算されているとの返事。日本にいる時に購入したので、私がルフトハンザ・ジャパンとの電話では、全くそんな話はでませんでした。しかも、チケットナンバーなども聞かず、どうやって調べられるのか・・・。結局、夫が清算されていないと主張して、ルフトハンザから私宛に問い合わせフォームを送るということで話は終わったそうです。ところが、その電話から1か月近く経ちましたが、ルフトハンザからは何の音沙汰もありません。 
 
そこで、私がルフトハンザジャパンに電話で問い合わせると、空港税は申請しないと払い戻しされないとのこと。しかも、電話ですぐに申請手続きをしてくれました。そして、保険会社には空港税の払い戻し代がいくらなのか、書面で提出しないといけないので、その内容も2週間後にはメールで送るとのことで手配が終わりました。 
こんなに簡単に電話一本で終わることが、なぜイタリアではすぐに終わらないのか・・・。イタリアの航空会社、アリタリアが倒産したのもうなずけるというか、サービスが悪いのは有名でしたが、こんな感じでお客さん対応していたら、誰も使いたくなくなりますよね。 


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