2023年03月10日16時14分掲載  無料記事
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アジア

【3/19締切】ミャンマー クラウドファンディング〈クーデターから2年。ミャンマーの人々に食糧、医療、教育そして未来を〉

 現在、ミャンマーの避難民支援に向けたクラウドファンディング(CF)「クーデターから2年。ミャンマーの人々に食糧、医療、教育そして未来を」が「Readyfor」(レディーフォー)というサイトで取り組まれている。 
 
 今回のCFを企画・運営するのは、「ミャンマーの平和を創る会(チイチイキンキン)」というグループだ。平和を創る会は、昨年8月に在日ミャンマー人と日本国内でミャンマー人支援に取り組む日本人ボランティアたちによって設立された有志のグループで、現在7人のメンバーで運営されている。 
 
 1月中旬にスタートした今回のCFは、2月初旬に早くも当初の目標金額であった500万円を達成。現在、1,000万円をネクストゴールに設定し、引き続き幅広い支援を呼びかけている。 
 
 平和を創る会のメンバーである熊澤新さん(行政書士)は、CFをはじめた経緯やその進捗状況について、「ミャンマーでは軍事クーデターの発生に伴い、避難民の数が急増している。こうした避難民に対し確実な支援を届けるため、私たちはCFの実施を決めた。最初こそ苦しいスタートだったが、皆さまのお力添えのおかげもあり、何とか当初の目標金額である500万円を達成することができた。ただ、500万円という大金をもってしても、ごく一部の避難民にしか支援が行き届かないのが現状だ」と話す。 
 
 また、熊澤さんは避難民キャンプの現状や支援要請などについて「避難民キャンプからの支援要請は日々増している。生きるために欠かせない食糧や水をはじめ、簡易住宅や医薬品の要請も増えてきている。ミャンマーはこれから雨季に入るため、雨漏りを防ぐシェルター建設のニーズも多くなってくるだろう。それに加え、ミャンマー国軍からの容赦ない暴力により負傷した人々を救うための医療器具も不足している状況だ。たとえ避難民キャンプに外科医がいたとしても、医療器具がないため手術ができないといったケースもある。こうした厳しい生活を送る避難民たちを救うためにどうか引き続きCFへの協力をお願いしたい」と語った。 
 
 なお、CFの締切日は、3月19日(日)午後11時までとなっている。CFの詳細は以下を参照。 
 
↓以下からクラウドファンディングへの支援ができます↓ 
https://readyfor.jp/projects/chitchiitkinkin 


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