2023年03月11日20時54分掲載
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アジア
香港で国際的な市民・労働運動の指導者が逮捕される
3月9日、香港の国際的労働運動の活動家が逮捕された。中文のリベラルメディア端傳媒のfacebook速報からの引用で、日本のオルタ・グローバリゼーションの市民運動グループ、ATTAC首都圏が伝えた。逮捕されたのは香港職工会聯盟(HKCTU)の元総幹事の��燕娥(エリザベス・タン)さん。タンさんには2005年12月13日から18日まで香港で開催された世界貿易機関(WTO)第6回閣僚会議に対する現地行動でずいぶんお世話になった。同閣僚会議にはアジアを中心に世界の市民、農民、労働者らがグローバリゼーション反対を掲げて香港に集まり、連日街頭を埋め尽くすデモを繰り広げ、いたるところで集会やシンポジウムを行った。筆者はフリーの記者兼脱WTO草の根キャンペーンという市民組織の事務局長をしていた関係で、日本から100人ほどが参加した市民グループの世話役のようなことをしていて、HKCTUにはお世話になった。閣僚会議の最終日、香港警察が張り切って海外からの抗議団の1000人ほどを街頭でいっせい逮捕。わがグループからも数名がつかまり、その釈放運動に苦労したが、その時にもHKCTUが全面的にサポートしてくれた。今では考えられない自由な香港の姿がそこにはあった。以下、ATTAC首都圏が現地報道をもとに伝えるタンさん逮捕の様子をお送りする。(大野和興)
香港のメディアによると、今日(9日)正午、赤柱刑務所の外で香港警察の国家安全局員が中年の女性を逮捕したと報じられた。情報によるとこの女性は香港職工会聯盟(HKCTU)の元総幹事で、HKCTUの元書記長の李卓人の妻である��燕娥(エリザベス・タン)だとのことである。文匯報(中国政府系日刊紙)の記者は逮捕の全過程を撮影した。報道では、��燕娥は2021年9月に香港からイギリスに移動したが、最近香港に戻っていた。今回は「外国勢力を結託して安全保障に危害を及ぼした」などの容疑で逮捕された。
��燕娥と李卓人は1985年に結婚、仲間らと1990年に職工盟HKCTUを創設した。報道によると、彼女は赤柱刑務所に李卓人を面会した後に逮捕された。李卓人は2019年8月18日の違法集会と2020年6月4日の違法集会などの罪で20か月の服役し、すでに刑期は終えたが、(代表を務めていた)支聯会に対してかけられた「国家政権転覆扇動罪」の容疑で引き続き赤柱刑務所に勾留されている。
��燕娥は労働運動の世界で縁の下の力持ち的な活動を何十年も続けてきた。2011年に��燕娥はHKCTUの役職を辞して、別のNGO組織「アジアモニタリングリソースセンターAMRC」の理事長などを務め、アジアの労働者やジェンダーの権利などについて10年ほど取り組んできた。HKCTUよりも長い歴史をもつAMRCは45年間も活動を続けてきた。2021年10月にHKCTUが解散する前に、AMRCも共産党系メディアから攻撃され同年9月に活動を停止していた。
(文匯報の報道はこちら)
・元「HKCTU」書記長の李卓人の妻、��燕娥が逮捕される(文匯報2023-03-09 13:28:00)
https://www.wenweipo.com/a/202303/09/AP64096e78e4b0b6003c008b37.html
※中国語ですが、赤柱刑務所外で連行される際の映像が見られます
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