2023年10月31日13時13分掲載  無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=202310311313272

中東

空爆という大虐殺をやめろ!10.27イスラエル大使館前ダイ・イン

 10月27日、パレスチナ自治区ガザ地区への空爆を繰り返すイスラエル政府を批判する抗議活動が駐日イスラエル大使館前で取り組まれた。 
 
 同抗議活動の詳細は以下を参照。(杉原こうじのブログ2より) 
https://kojiskojis.hatenablog.com/entry/2023/10/29/000449 
 
 10月27日夕方、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)の呼びかけで「空爆という大虐殺をやめろ!10.27イスラエル大使館前ダイ・イン」を敢行しました。 
 
 ジェノサイドはいわゆる「地上侵攻」によって始まるのではなく、既に空爆による大虐殺という形で始まっています。わずか3週間で子ども3000人を含む7000人以上が命を奪われるという、紛れもない大虐殺を、なぜ世界は止められないのか。 
一刻も早く止めるために意思表示するしかない、との思いで、急きょ思いついて企画したものです。 
 
 参加者は150人。相変わらず大使館への道を法的根拠なくふさぐ麹町警察に抗議した後、「大虐殺やめろ」「ジェノサイドやめろ」「今こそ停戦」「燃料入れろ」「電気を通せ」「Free Free Palestine. From The River To The Sea」などとコール。 
 
 その後、スピーチやコールをはさみながら、3回のダイ・イン(死者を模して地面に横たわる)を行いました。麹町署は多数の警察官を配置して、さかんに「道路交通法違反」だと威嚇してきましたが、参加者は「憲法のほうが上だ」と毅然とはね返していました。 
 
 様々な方が次々と発言(一部だけご紹介)されました。 
 
新土さん 
「パレスチナ西岸のヘブロンとベツレヘムの間で、兵士ではない普通のイスラエル人にパレスチナ人の子どもが撃ち殺されるのを見た。私は今、7500人以上の人が殺されているからではなく、1人の人が殺されていることに抵抗しなければならないと思う。”自分に出来ることを"と言われるが、出来なかったことをすべきではないか」 
 
千葉からの参加者 
「3番目の息子は983gの超未熟児で、保育器により生き延びることが出来た。今、ガザでは燃料不足で電気が止まり、保育器に入った子どもたちが殺されようとしている。子どもは殺されても身元が分かるように手に名前を書いているという。人間なら、警察官でも本当に怒らなければいけない」 
 
 悼みと怒りを携えてのダイ・インからは、静かながらも強いメッセージが伝わってきました。 


Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
  • 日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
  • 印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。