2024年04月17日16時38分掲載  無料記事
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アジア

スーチー氏、刑務所から自宅軟禁へ移行か ミャンマー国軍の劣勢と関連?

 ミャンマーの民主派指導者アウンサンスーチー国家顧問(78)とウィンミン大統領が、17日までに服役中の首都ネピドーの刑務所から自宅軟禁に移行されたとの情報が流れている。スーチー氏らは2021年の国軍クーデターで拘束されたが、国軍は昨年末以降、軍政打倒をめざす少数民族と民主派の武装勢力との戦闘で劣勢に立たされており、移送の背景が注目されている。 
 Radio Free Asiaの報道を伝えたミャンマージャポンによると、軍評議会(SAC)報道官のゾーミントゥン少将は「移送されたことは事実だが、移送先については明らかにできない。スーチー氏だけでなく高齢の受刑者や医療が必要な受刑者などを猛暑から保護するための措置だ」とコメントした。地元メディアには「自宅軟禁」に移されたとの報道もあるが、詳しいことは不明。 
 民主派の国民統一政府(NUG)チョーゾー報道官は、「ミャンマー国軍は各戦場で敗北が続き、SACは政治的な窮地を脱するためにあがいているに過ぎない」との見方を示した。 
 反国軍勢力との戦闘で劣勢にある国軍は今年2月、兵力補強のため徴兵制の実施を発表して国民から激しい反発を受けていている。 


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