2025年07月17日23時34分掲載
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政治
参政党支持者による街頭での暴力行為がエスカレート 市民団体が緊急記者会見
選挙活動中街頭で参政党支持者による暴力行為が頻発しているとして、反差別を掲げる市民団体が18日、緊急記者会見を行う。「お前、日本人か」と首を締められた例も出ているという。(大野和興)
記者会見を開く市民団体のりこえねっとは、次のように記者会見を呼びかけている。
参政党支持者の暴力がエスカレートしています。おそらく、たきつけた参政党もコントロールできない状態にあるのかもしれません。すでに、首を絞められる案件が数件出ています。
緊急記者会見を行います。
■緊急記者会見■
参政党支持者によるヘイトと暴力行為のエスカレートに抗議します。
「お前、日本人か」から首絞めまで
参政党選挙街宣におけるヘイトによって扇動された支持者によるヘイト・暴力行為が看過できぬところまできました。カバンを引っ張って首を絞める、ぶつかって転倒させる、顔を異常に近づけて威嚇するなどの暴力行為にはじまり、足を踏んでぶつかりざまに「殺すぞ」と脅したり、体当たりしてガードレールに押し付けて言論活動を妨害したり、護身用フラッシュライトを浴びせるなどの嫌がらせ行為に至るまで多種多様です。そして、その際、必ずつけくらえられるのが、抗議している人に対する「お前、日本人か」といったヘイトスピーチです。
2025年の参議院選挙はさながら外国人排斥の競争になっており、誰が一番「外国人」を叩けるか、の勝ち抜き戦の様相を呈しています。そして、差別扇動に抗うものは「日本人ではない」あるいは「日本人の裏切り者」とされ、抗議者に対する暴力は一線を越えました。
すでに、被害者の何人かは警察に被害届を出し、受理されています。
排外主義の差別扇動が暴力に発展しているいま、外国人に対する差別、ヘイトスピーチをやめさせる活動を進めてきた「のりこねっと」は、いま、ここで、起きている被害をこれ以上拡大させないために、緊急の記者会見を行うものです。
■日時 2025年7月18日(金)午後3時から4時まで
■場所 〒160-0023東京都新宿区西新宿7-15-12豊栄ビル201 (貸会議室)
■進行内容
被害届が受理された案件のついての説明 (神原元弁護士)
確認されている嫌がらせ、暴行事例と外国籍住民が抱える恐怖について
(のりこえねっと共同代表 辛淑玉)
被害当事者の登壇(調整中)
排外主義と暴力に抗う (のりこえねっと共同代表 林鉄兵)
質疑応答
ご参加いただける方は、可能な限り事前にメールでお知らせください。
参加の可否は https://norikoenet.jp/about_us/contact_us/
(Zoom 参加可能)
主催 のりこえねっと
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