2025年10月17日22時47分掲載  無料記事
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イスラエル/パレスチナ

もうひとつのパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地域では、イスラエルの入植者と軍隊による暴力的支配がますます激しくなっている

ガザでか細い糸の上の停戦がかろうじて維持されているが、もうひとつのパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地域では、イスラエルの入植者と軍隊による暴力的支配がますます激しくなっている。中東の衛星テレビ、アルジャジーラ(aljazeera)はその実態を次のように伝えている。(大野和興) 
 
https://www.aljazeera.com/features/2025/10/15/israeli-arson-bulldozers-and-forced-labour-in-the-west-banks-tulkarem 
 
イスラエルによるヨルダン川西岸トゥルカレム地区の放火、ブルドーザー、強制労働 
 
イスラエル軍の暴力行為は占領下のヨルダン川西岸で継続しており、兵士らは罰を受けることなく行動し、パレスチナ人は立ち退きを命じられるか、無給労働を強いられている。 
 
2025年5月5日、ヌールシャムス難民キャンプで、パレスチナ人はイスラエル兵がブルドーザーで家を破壊するのをただ見ているしかなかった。 
 
 
パレスチナ、ヨルダン川西岸被占領地 ―ヌールシャムス難民キャンプ郊外、トゥルカレム近郊では、灰色のアパート群が空っぽのまま放置されている。かつて家々があった場所には、瓦礫の中に放置された車が散乱している。店は静まり返り、炎が窓を舐めるように照らされた跡は、黒く染まっている。 
占領下のヨルダン川西岸全域にわたるイスラエルの違法入植地からの入植者による暴力が激化する中、イスラエル軍はヌールシャムスとトゥルカレムの難民キャンプで暮らす数万人のパレスチナ人を強制的に避難させる取り組みを強化している。 
 
 
ブルドーザー、放火、狙撃を伴う前例のない地上攻撃により、住民の大半は避難所や他の村に追い出され、生活が不可能になっている。 
 
ほぼ無人のヌールシャムス難民キャンプでは、イスラエル兵が屋根の上に立ち、窓から狙撃銃を向け、サーチライトを持って人気のない通りを巡回している。 
 
時々、武器のレーザー照準器から発射された緑色の点が、通り過ぎる数少ない非武装の住民の体の上で踊る。 
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、1月以来、イスラエル軍の暴力的な「鉄の壁作戦」により、トゥルカレム、ヌールシャムス、ジェニン難民キャンプの住民約3万2000人が避難を余儀なくされた。 
 
両キャンプを閉鎖された軍事地域に指定したイスラエル軍は、今後何カ月もそこに留まり、立ち入る者に対して発砲する可能性がある。 


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