2025年12月19日13時45分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=202512191345255
中東
イスラエル軍、1万2千人の兵士不足 ガザ地区戦闘長期化で厭戦気分も
先 にイスラエル軍で、兵士に自殺者が多いという報告を紹介しました [1]。その後の兵士不足について、最近投稿 [2]がありましたので、紹介します。パレスチナのガザ地区での戦闘長期化で、現在、イスラエル軍は1万2千人不足しているのだそうです。そのうち戦闘員は7千人。(落合栄一郎)
2023年10月から現在までの自殺者数は、61人。しかし、2024年1月から2025年7月までに自殺を企てた人数は279人。また、ガザで負傷した1万人の兵士は、精神上の問題点(PTSDなど)で治療を受けている。
政治問題が表面化した。それは、超熱心(ユダヤ教)なユダヤ人は、兵役免除という法律である。最近最高裁は、この法規を却下。超ユダヤ教者に依存するネタニヤフ政府は、これを不服として、次のような妥協策を提出している。それは、2030年までに、やく3万人のユダヤ教人を兵士として登録すると。多くの人は、これは大変不十分と批判している。現在やく8万人の超熱心ユダヤ教信者が、兵役から外されており、そんな少数ではとても足りない。現在の戦闘員補充は急を要する。
この問題も含めて、現在、多くのイスラエル人は、戦闘に従事することを嫌がり始めているようである。それは、戦闘時の条件の悪化もあるが、道徳感、ガザでのジェノサイドへの懸念が、イスラエルの従来の兵役義務なる考えを揺さぶり始めている。
[1] http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202507221433372
[2] https://www.naturalnews.com/2025-12-17-israeli-army-dangerous-manpower-crisis-resignations-suicides.html
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。