2026年02月04日19時31分掲載  無料記事
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政治

【TANSA報道からその2】「安倍首相への大きなアピールに」 統一教会が沖縄県知事選・名護市長選で「命をかけた電話」 辺野古への米軍基地移設を後押し

第2次安倍政権を2012年にスタートさせて以来、安倍晋三は長期政権に向けての基盤を固めていく。 
 
だが、難題があった。沖縄の米軍基地問題だ。 
 
日米両政府は1996年、米軍の普天間飛行場(宜野湾市)を返還することで合意。名護市の辺野古に移設する案が浮上したが、沖縄県民の反対で頓挫していた。米国に付き従う安倍にとって、悩みの種だった。 
 
統一教会は、この状況を安倍に取り入るチャンスとみた。 
 
2018年の名護市長選で、自民が推す候補を統一教会を挙げて支援した。辺野古での基地建設に反対する現職の市長を倒すためだ。支援した候補者は、当選した。 
 
統一教会の幹部は「TM特別報告」の中で述べている。 
 
「自民党政権からも感謝の連絡があった。安倍首相への大きなアピールになった」 
 
安倍晋三「統一教会はしつこい」 
安倍晋三の祖父、岸信介は統一教会を支援した。教団本部が、岸の私邸があった場所に置かれたほどだ。晋三が幼い頃、祖父とたわむれた場所でもある。 
 
晋三の父、晋太郎も統一教会と近い関係にあった。1974年5月7日、教祖であるムン・ソンミョン(文鮮明)が帝国ホテルで開いた「希望の日晩餐会」には、名誉実行委員長を務めた岸と共に出席している。 
 
だが晋三は当初、統一教会と距離を置いた。 
 
統一教会を1980年代から取材している有田芳生は、日本テレビ系の「ザ・ワイド」で晋三と共演した時のことを覚えている。晋三はまだ、自民党の幹事長(2003年~2004年)だった。 
 
CMに入った時、有田が隣に座っていた晋三に聞いた。 
 
「統一教会が接近してくることはありませんか」 
 
晋三が言う。 
 
「しょっちゅうですよ。しつこいんです」 
 
有田がさらに尋ねる。 
 
「お会いになるんですか」 
 
晋三は笑いながら言った。 
 
「会いませんよ」 
 
「自民党が大きく依存する状況に」 
安倍晋三にどうやって取り入るかは、統一教会の課題だった。 
 
そこへ2018年、沖縄で名護市長選があった。現職は稲嶺進。辺野古への米軍基地移設に反対していた。対立候補の渡具知武豊は、自民党、公明党、日本維新の会が推薦した。 
 
統一教会は、渡具知の支援に乗り出す。安倍政権を援護し、恩を売るためだ。安倍は前年、ワシントンでの日米首脳会談で、大統領のドナルド・トランプと共に「辺野古への移設が唯一の解決策」という声明を出していた。 
 
渡具知が2万389票で当選した。稲嶺は1万6931票、約3500票の大差がついた。 
 
全文はこちら 
https://tansajp.org/investigativejournal/13154/ 


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