2026年03月02日20時10分掲載
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検証・メディア
AIの軍事利用が招く「人類滅亡」へのカウントダウン:なぜ人々はChatGPTを解約するのか 李憲彦
現在、SNSを中心に**「#CancelChatGPT」「#QuitGPT」**というハッシュタグが広がり、サービスを解約するユーザーが急増しています。かつて利便性の象徴だった生成AIに対し、人々がこれほどまでの拒絶反応を示す背景には、AI技術が「生活の道具」から「大量殺戮の兵器」へと変貌を遂げようとしている恐ろしい現実があります。公共性を掲げていたはずのOpenAIは、広告導入を決定し、さらに軍事利用も認めたのです。彼ら公共とは、アメリカ一国のものだったのでしょうか。
岐路に立つAI企業と国家の思惑
2月27日、AI業界を揺るがす決定的な出来事が起きました。米ペンタゴン(国防総省)による強引な軍事使用の解禁要求に対し、AI開発スタートアップのアンソロピック社がこれを明確に拒否。この決断に呼応するように、GoogleやOpenAIの技術者たちも連帯を表明しました。
しかし、米国政府はこの動きを封じ込めるべく、制裁措置を決定。対照的にOpenAIは軍事利用を可能とする契約を締結し、技術の平和利用という一線を超えてしまいました。その結果が、3月1日に実行されたイランへの攻撃、およびハメネイ師に対する「AIによる殺害作戦」へと繋がったとされています。アンソロピック社が軍事利用を拒否したにもかかわらず、イランのハメネイ軍事作戦にアンソロピック社のクロードAIが利用されたという憶測も流れています。
「顔認識」が引き金を引く戦場
AIが軍事利用されるとき、戦場からは「人間の良心」が完全に排除されます。 ドローンはあらかじめインプットされたターゲットの顔を自動で認識し、人間の判断を介さず自律的に殺傷を決定します。また、敵国がミサイルを発射する微かな予兆をAIが検知した瞬間、先手必勝の名のもとに先制攻撃が自動投入されるシステムも現実味を帯びています。
そこには「本当に撃つべきか」「民間人を巻き込まないか」という、人間特有の躊躇や倫理的判断は一切存在しません。AIはただ、確率とデータに基づいて効率的に目標を排除するだけの機械です。
私たちが今、意思表示すべき理由
AIの軍事利活用は、制御不能な軍拡競争を招き、最終的には人類滅亡の引き金になりかねません。かつての核兵器以上に、意思を持たない「自律型兵器」は人類にとっての脅威です。
「便利だから」という理由で、軍事転用を辞さない企業のサービスに加担し続けてよいのか。多くの人々がChatGPTを解約しているのは、単なる流行ではなく、テクノロジーの暴走に歯止めをかけようとする、人類としての切実な良心の叫びなのです。
李憲彦
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