2026年04月17日14時43分掲載  無料記事
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アジア

ミャンマーで民主派勢力と少数民族組織による新たな連合体「SCEF」が誕生

 2021年にミャンマーで軍事クーデターを強行したミンアウンフライン前国軍総司令官は、今月、大統領に就任した。これに対し、同国内で活動する民主派組織などは、新たに「ミャンマー連邦民主主義国家樹立推進評議会」(SCEF)を結成した。SCEFは、これまで分散していた民主派勢力や少数民族武装組織の連携を一層強化することで、ミンアウンフライン率いる新政権に対し、政治的および軍事的な圧力を加えることを目的とした組織だ。現在、SCEFには「ミャンマー国民統一政府」(NUG)、「連邦議会代表委員会」(CRPH)に加え、「カチン独立軍」(KIA)、「カレン民族同盟」(KNU)、「カレンニー民族進歩党」(KNPP)、「チン民族戦線」(CNF)の計6組織が参加している。 
 
 NUG駐日代表部のソーバラテイン代表は昨日、都内で開かれたSCEF設立に関する記者会見に登壇し、設立の背景や組織の概要、今後の方針について説明した。同代表は「私たちはNUGを立ち上げ、一定の成果を収めることができたが、それでも目標を完全に成し遂げることはできていない。軍事的、政治的にさらなる革命を進めていくために、この度、SCEFを設立した」と経緯を説明した。 
 
 SCEFは、旧軍政が制定した現行憲法(2008年憲法)の廃止や、新たな連邦民主国家の樹立など、計6つの政治目標を掲げている。また、同代表は他の少数民族組織が参加する可能性についても言及し、「今後、SCEFの合意事項を受け入れる組織が現れれば、私たちも受け入れる準備ができている」と述べ、連携拡大に前向きな姿勢を示した。 
 
 さらに今後の活動については、「今はNUGの支部がSCEFをプロモートする役割を担っているが、今後、必要であれば、(SCEFの)新たな日本支部を作ることになるかもしれない」と説明した。 


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