2026年05月30日10時00分掲載  無料記事
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国際

「ネタニヤフのシオニズム」【西サハラ最新情報】  平田伊都子

 トランプ大統領は2026年5月23日、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタールなどの首脳と「平和に関する覚書について、非常に良い電話会談をした」と自画自賛し、土曜日にイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話会談し、「非常にうまくいった」と述べ、「ネタニヤフは素晴らしい!思うがままにやれ!!」と、<虐殺>の相棒にエールを送りました。 
 トランプ大統領は月曜日、トルコやエジプトを含む湾岸諸国の首脳らとの会談でイスラエルとの関係正常化を目指すクシュナーの<アブラハム合意>に署名するよう強要しました。 大宣伝した他の和平合意はどうなったの? 
 
�.薀咫淵罐瀬箒技愼骸圈縫┘襯魯淵鵝Ε戰奪�師のネタニヤフ断罪: 
 3月29日、「UNAPOLOGETIC」の番組<中東>で、エルハナン・ベック師が、ガザ、レバノン、イランで進行中の、シオニズムとネタニヤフとトランプの戦争に対して、衝撃的で強烈な批判をした。 
 ベック師は、「トーラー(ユダヤ教律法)によればイスラエル国家は存在権を持たない」と、主張し、さらにネタニヤフ・イスラエル首相を<アマレク>、つまり人々を神から引き離す勢力だと断じた。<アマレク>とは、旧約聖書のサムエル記に登場する遊牧民族でイスラエルの敵とされ、神から<赤子に至るまで殲滅せよ>と命じられたという、、 
 また、ベック師は、「必要であればネタニヤフ・イスラエル首相は核兵器を使用し、どんな犠牲も厭わない」と述べ、「目的達成のためなら何百万人もの命を奪うことも辞さない」と、示唆した。ネタニヤフはその正体を、ガザやレバノンでのパレスチナ人大虐殺で  世界に暴露している。 
 メシア、神殿、大イスラエル構想などをベック師は、神学の立場か ら検証し、ユダヤ教徒とイスラム教徒の共存という彼の信念を主張した。超正統派ユダヤ教ラビのエルハナン・ベック師は、「ユダヤ人として、私たちは海から陸に至るすべてのパレスチナの土地をパレスチナの人々に返還し、イスラエル国家を平和的に廃止することを要求します」と、語った。 
 エルサレム生まれのラビ・エルハナン・ベック師は、現在、ロンドンのスタンフォードにいて、父のラビ・モシュ・ベル・ベックが貢献した超正統派の反シオニズム団体< Neturei Karta(ネトゥレイ・カルタ)>を受け継いでいる。ユダヤ教の教えに基づいて「現在のイスラエル国家はユダヤ教的に正当性がない」と主張し、ユダヤ教とシオニズムは別物だと繰り返し強調している。 
 
�▲筌灰屐Ε薀屮�ン(1945年生まれ)がシオニズム終焉を宣告: 
 旧ソ連のレニングラードで生まれたヤコブ・ラブキンは、1973年、カナダへ移住後、宗教研究所でユダヤ教を研究した。モントリオール大学でユダヤ人の歴史や歴史学を講じている。科学と政治、科学と宗教、冷戦期の米ソ関係中東紛争を含む国際関係などについての著作が多い。敬虔なユダヤ教徒で、「シオニズムはユダヤ教の教義に反する」と、主張している。ユダヤ研究とイスラエル研究の分野でも貢献している。 
 2008年に初来日し、3回日本に長期滞在し、2010年4月22日放映のテレビ番組NHK BS1にも出演した。ラブキン博士は、「シオニズムは、ユダヤ教の集団を1つの民族に統合し、共通の言語を与え、パレスチナの土地に移住させ、支配させようという、19世紀の終わりにヨーロッパで生まれた政治運動だ。宗教用語を乱用するが、他の者への同情や調和、親切心といったユダヤ教の教えとは根本的に相容れない。無神論的だ。」と語った。 
 さらにラプキン教授は、モロッコのシオニストによる計画的集団性犯罪を暴露した。「モロッコにはシオニズムが産声を上げる(1897年)前から、ユダヤ人が住んでいた。ユダヤ人国家(イスラエル)創設後のある時、モロッコのユダヤ人村にアラブ服を着たシオニストグループが侵入し、少女たちをさらって見知らぬ所に監禁するという事件が多数発生した。シオニストたちは少女たちの親を脅し、身代金を要求した。アラブ人による誘拐事件とされていたが、一人の少女が逃亡し真実が暴露されていった。」と、教授は明かした。教授はこのシオニストによる少女誘拐事件を、被害者の一人だったモロッコのユダヤ人女性から、年月を経た後、聞かされた。その時始めて、ベングリオンと仲間のシオニストの、<人間資源作戦>、つまり<人買い工作>を知った。 
 2026年3月17日、パスカル・ロッタツが司会する<中立性研究>の番組で、ヤコフ・ラブキン教授はジェフリー・サックス教授との対談を、{シオニズムの300年最大の過ち、プロジェクトは終了}と、題した。そして、「ネタニヤフ・シオ二ムズは過去10年間で暴力性が高まり、全世界がその正体を認識せざるを得なくなった、人種差別的な入植植民地主義的政治計画の過去も未来も暗い。取り返しのつかない政治的犯罪だ」と、括った。 
 
��ジェフリー・サックス(71)は FIRE(首だ)!: 
 ジェフリー・サックス・コロンビア大学経済学部教授は、5月25日、クリスチャン・フェルナンデスの番組で、ネタニヤフ・イスラエル首相に操られてアメリカのみならず世界を戦争状態に巻き込んでいるトランプ政権を強く非難した。 
 ラウロ・カストロ元キューバ大統領(94)を米国フロリダ小型飛行機事故の犯人に仕立て上げ、マドウロ元ベネズエラ大統領のように拉致しようとした事件は、<トランプの茶番>と、非難した。 
 そして、サックス教授は、「暗殺、誘拐、体制転覆はアメリカ・ホワイトハウスの常套手段だ」と、歴代アメリカ大統領を糾弾した。「こんな、我が物顔で世界を地獄に陥れるネタニヤフ・トランプ連合軍は何としてでも止めなければならない。」と、声を荒げた。 
 司会のフェルナンデスが、「トランプが、サックスはファイア(首)だと叫んでいるよ?」と、水を向けると、サックス教授は苦笑いをした。そして「我々がこの凶器(狂気)を止めなければ、、国連は反戦争、反原爆、反誘拐の立場に立っている。」と答えた。が、国連報道官はサックスの味方ではない。 
 トランプはサックス教授だけではない。自分を非難する評論家や特にニュースキャスターの降板を、命令している。5月22日には、政治風刺で知られた米CBSの深夜トーク番組「ザ・レイトショー・ウィズ・‌スティーブン・コルベア」を打ち切りにした。トランプ氏はこれまで、主要ネットワークの放送免許剥奪を連邦通信委員会(FCC)に繰り返し働きかけてきた。また、ウォルト・ディズニー傘下のABC・TV深‌夜番組司会者ジミー・キンメル氏の解雇を、コムキャスト傘下のNBCにはセス・マイヤーズ氏の解雇を強制した。「終わりの始まりだ。さらに才能のない他の連中も間もなく後‌に続く。彼ら全員に安らかな眠りを」と、自身のSNSに嬉々と投稿した。 
 
 ジェフリー・サックス教授は米ミシガン州でユダヤ人両親のもとに生まれました。 ベック師、ラプキン教授、サックス教授の3氏はユダヤ人です。 
 それぞれの立場で、ネタニヤフのシオニズムに反対しています。 
 3氏とも、イスラエルとパレスチナの二か国共存を支持しています。 
 3氏とも、イスラエル建国の地を、何故、3つの候補地からパレスチナにしたのか?を解明しようとしています。 
 
 
「サラー西サハラ難民アスリート」の出版情報です。 
著者:平田伊都子、写真構成:川名生十、画像提供:アマイダン・サラー、SPS、 
定価:本体1,800円+税、 
発行人:松田健二、 
発行所:株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―12―9、クランデイ―ルお茶の水201電話:03-3814-3861 
同じ「社会評論社」が出版してくださった「ラストコロニー西サハラ(2015年)」、「アリ 西サハラの難民と被占領民(2020年2月)」にも、お目を通してください。 
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Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)もご案内。 
「人民投票」日本語版 URL : 
https://youtu.be/Skx5CP3lMLc 
 
「Referendum」英語版 URL: 
https://youtu.be/v0awSc25BUU 
 
Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。 
「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL: 
https://youtu.be/yeZvmTh0kGo 
 
「Last Colony in Africa]  英語版URL: 
https://youtu.be/au5p6mxvheo 
 
 
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名生十  2026年5月30日 
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子 
 
 
 
 


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