2026年06月07日15時32分掲載
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反戦・平和
「その汚い手で憲法をいじることなど許さない!」 「戦争させない緊急アクション」で本田由紀東大教授
東大大学院教授の本田由紀さんが、5月29日、国会正門前で開催された「戦争させない緊急アクション」で行った気迫を込めた訴えが注目されています。全文を紹介します。(福島清)
本田由紀と申します。 日本や他国の教育や仕事や家族について、様々なデータを取って、調査研究する仕事をしています。 いわば社会の作動を点検するチェックするような仕事をしているわけですけれども、その際にはよりどころが必要です。そこでよりどころになってくるのが、今日のスピーチで何回も出てきましたけれども、日本の社会の作動をとても当たり前のこと、当たり前の原則、つまり私たちが目指す社会であるところの、全ての人々の『生命、生活、尊厳が守られる社会』なのかどうか、そういう観点から現状をチェックするような仕事をしているわけです。
この『生命、生活、尊厳が守られる社会』という原則を捨ててしまえば、そこにあるのは存在を否定 され、『死ね』と言われる地獄のような社会です。その最たるものが、戦争です。命も、生活も、尊厳も、 踏みつぶす破壊。今、ガザなどで起きているのが、まさにそれです。そして、この生命、生活、尊厳を 守る、という原則を遂行するためには、いくつかの条件が必要です。
第一に、人に加害や差別をしない、という意味での実質的な公正さ。
第二に、ルールを遵守する、という意味での手続き的な公正さ。
第三に、合理的・機能的な社会システム運営。この3つが不可欠です。
そして、こうした事柄は今、申し上げましたけれども、ほぼ全て日本国憲法に書いてあります。ただし、こうした原則は未だに実現されてはおらず、実現に向かって我々全てが、にじり寄っていかなければならないような、そういう状況にあります。ここまでは当たり前の話です。そして、続いて、全く当 たり前ではない事態の話をしたいと思います。人々の生命、生活、尊厳を守るという原則を目指すどこ ろか、それとは真逆のような振る舞いをし続けているのが、自民党であり、その醜悪な部分を煮詰めたような首相が安倍晋三であり、現在の高市早苗です。
まず、第一に実質的な公正さに関しては、対外的には自民党を日本支配の操り人形として利用し続けてきたアメリカに媚びへつらい、腕を絡めしなだれかかり、国内的には極めて『偏った制約あり感』や 『家族間に固執するカルト』や極右に媚び、その裏返しとして、近隣のアジア諸国に対しては、極めて ぞんざいで無礼な振る舞いをし、また国内では選択的夫婦別姓も、同性婚も、女性天皇も認めず、自分らしく生きたいと願う人々を踏みつけ続けているのは、自民党であり、高市早苗です。こうしたことが 長く続いている結果、吐き気がするほど著しいジェンダーギャップがこの国では続いています。
第2の手続き的公正さに関しては、突然の衆院解散、違法動画の大量配布…今話題になっていますけ れども、違法な献金を受け取るといったような、不当で邪悪な行為で自らの地位を守ることに汲々とし、 権力を手にしている間に、大急ぎで人々の弾圧や戦争を可能にする『めちゃくちゃな法案』や普遍の原 則であるべき憲法そのものを変更してしまおうとしています。
それらは自民党にゾロゾロぶら下がっている維新や参政党も同じです。そして合理的機能的なシステ ム運営という点については、直近では全く不要な失言により、中国からの資源を途絶えさせ、さらにトランプに媚びて、イランとまともに交渉もせず、生活に不可欠な原油もナフサも枯渇させ、しかも『枯渇ではない目詰まりだ』と言い募って、外交的な努力をろくにしていません。
原発や断層が散りばめられているこの国土、食料自給率も、ものすごく低い。人口も減って高齢化している中で戦争する余力など、この国にあるわけがない。それなのに一つにはアメリカからの要求に応 じるため、他方では国政運営の不備や人々の不満を外からの脅威へと逸らすために、『戦争する国への 改造』だけを熱心に、ひたすら進めています。
国家情報局とか国旗毀損罪とか、緊急事態条項とか、いずれもむき出しの弾圧や統制につながるもの です。愚かな自分たちへの怒りを抑えつけるためだけの施策を自民党は進めようとしているのです。そもそも、高市が首相になるずっと前からこの国はどんどん子供が減り、経済も科学技術もダダ下がり。 そうした状況が長期的に続いてきました。人々の生活は苦しくなるばかりなのに是正をするどころか、 生活保護は最高裁で違法判決が下るほどの不当な給付額の削減を行い、『もっと、もっと』と税や社会保障を増やして、人々の間に分断や憎悪を煽ってきました。人口や労働力が減る日本を外から来て支えて くれる人たちにも、文字通り『命を奪うような』入管行政や経営ビザの要件を急激に上げる、など、虐待・いじめとも言えるような対応をしています。
こうした全てについて言いたいのは、『一体お前たちは何がしたい?』何もかもうまく回らない国の成り立ちを根底から破壊するようなことばかりしているのが、自民であり、高市であり、そこにぶら下がる維新や参政党であり、今その中心にいるのが本当に高市早苗ということです。命も、生活も、尊厳 も守れない、守ろうとしない。なんでそんな者たちをのさばらせておく必要があるのか? 主権者たる 私たちは言う権利があります。『そこをどけ!』と。数多の人々に弊害をもたらすようなことをやり続けるお前たちには、そこにいる資格などない、ましてや、その汚い手で憲法をいじることなど許さない、 そこをどけ!!と、私たちは在らん限りの大きな声で、これから言い続け、そして行動をとっていきま す。皆さん、ぜひこの行動に参加してください。以上です。
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