2026年09月26日12時43分掲載  無料記事
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政治

「維新政治はファシズムであるといわれるわけ」(上)  本拠地大阪で低迷

 第二次高市政権が維新を閣内に抱きかかえて動き出した。党内、地方議員、所属国会議員内にも胡散臭い人物が多く、ならず者集団とさえいえる政党だが、自民党内に足場を持たない高市首相にとっては、自分を支える唯一の議員集団、つまり高市派ともいうべき集団と書いたメディアもある。いいかければならず者集団が国家権力の中枢に入り込んだのだ。どう考えたらいいのか。維新の現在の政治的立ち位置を考えてみた。(大野和興) 
 
◆本拠大阪でも長期低落傾向局面に入った維新 
 
 維新は根拠地の大阪で苦戦を強いられている。9月22日に配信されたYAHOOニュース「維新、本拠地の首長選で苦戦」(産経新聞)によると、4月の豊中市長選、9月の交野市長選で、地域政党「大阪維新の会」公認候補が相次いで負けた。 
 
 維新が結党したのは2010年。翌2011年に大阪府知事、大阪市長の両方をとり、地方議会でも次々と議席を増やしていった。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。いま大阪維新は吉村大阪府知事を筆頭に府内首長の約四割、18人の首長を擁している、と産経新聞はこの記事で伝えている。 
 
 しかし今回の交野市長選では女性府議を公認候補に立て、国会議員を含む党幹部を次々投入投入したが、相手候補の得票数の六割も獲得できず敗退した。 
 
 「今、憲法を考える会」という市民団体がある。そこが発行するニュースレター『PISCATOR』80号(2026年9月9日発行)に「維新政治はファシズムである」という短い論考が掲載されたので、タイトルの面白さに惹かれ読んでみた。筆者は茂木康さん。主に維新の本拠地である大阪の維新を巡る政治的状況を書いている。 
 
 そのニュースレターで茂木さんは別のデータを示して維新の低落傾向を指摘している。茂木さんが引用したのはジャーナリスト西谷文和氏が主宰する「路上のラジオ」。「路上のラジオ ファンクラブニュース第30号2026年8月8日」によると、維新の地域政党大阪維新の会は2024年に世論調査を行っている。 
 それによると。「1年以上前まで維新を支持していたが、今は支持していない」が全体の12.6%、「半年前まで支持していたが、今は支持していない」が4.9%、「最近まで支持していたが、今は支持していない」が7.4%で、合わせて24.9%にのぼる。これに対して「現在、維新を支持している」と回答した人は28.5%。つまり支持者の半分近くを維新は失っていることになる。 
 
 もう一度先に紹介したyahooニュースの産経記事に戻ると、維新は代表の吉村大阪府知事のほか、藤田文武共同代表や交野市を地盤とする中司宏幹事長(当時、現在は高市内閣閣僚)ら国政政党の幹部が応援に入ったが、あえなく約9400票という大差で敗退した。 
 その原因について同紙は、かつて自民党批判の受け皿として票を集めていた維新が自民党と連立を組むことでで自民党化したことが要因と分析している。 
 
 しかし果たしてそれだけなのか。 
(続く) 


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