2026年10月22日20時41分掲載  無料記事
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農と食

いざ 共に!   菅野芳秀

 今年の秋は雨が続いた。重量級刈り取り機械であるコンバインはぬかるむ田んぼの中、あっちこっちで故障して止まっていた。足回りが沈み、方向転換する際にキャタビラに無理がかかる。我が家のコンバインも足回りが故障した。修理費に50万円かかるという。 
 
 こんな時だ。「農業はやめようか」となるのは。 
 
 我が家の場合、直に消費者に販売できているからまだましだが、営農貯金なんて全くないに等しい。もしこれが高額の修理費ならば、考える余地はない。即、離農だ。 
 
 全国の稲作農家はそんなギリギリの淵に追い込まれている。実際、直近5年間でも農家全体の24%にあたる26万戸の農家が離農している。26万世帯!それも5年間で! 
 
 いまや稲作農家の平均年齢は71・1歳。未来がある青年の多くは見通しが立たない稲作を担おうとはしない。当然だろう。持ってもあと5年だろう。その後、いったい誰が日本のコメや作物を作るのか? 
 
 農家の‥というよりも、国民のいのちの持続性、食の未来と生存権が脅かされている。にもかかわらず、政治家は「上級国民」としての自分の椅子を守るだけで闘う意志と気概がない。それらを頼っても何の解決にもならない。 
 
 ここはフランスの高校生に学び、全力を上げた「一揆」が求められるところだ。来年の㋂、再々どの「一揆」を敢行する。あなたにも、あなたにも、あなたにも呼びかけたい!いざ、共に! 
 
(かんの よしひで 山形・置賜の百姓、令和の百姓一揆実行委員会代表、置賜 百姓交流会世話人) 


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