2012年01月25日21時03分掲載
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農と食
山羊を飼おう 〜山羊放牧で雑草を処理〜
新潟県三条市在住の今井明夫さんは「全国山羊ネットワーク」の代表をつとめる。今井さんは自宅で山羊15頭を飼育している。えさはトウモロコシの茎や葉をカッターで刻んで発酵させたものや、くず野菜、くず米など。夏場は雑草を食べさせる。実質的に、飼料代はタダだ。
「山羊には多面的な価値があります。そこが今見直されています」
今井さんは山羊の持つ価値をもっと知ってもらおうと、いくつかのプロジェクトを立ち上げた。その1つが河川敷の雑草を山羊に食べてもらって処理しよう、というもの。河川の堤防や河川敷には野草が繁茂しており、河川管理者はその草刈りと処理に労力と経費をかけている。そこに山羊を放牧してみたらどうか。
一昨年、今井さんは試しに河川敷に山羊3頭を7か月間(4月末〜11月末まで)放牧させてみた。山羊が行方不明にならないように周囲には電気柵やネット柵をめぐらせておく。農業技術士事務所を営む今井さんは、その経過を記録している。
「主な草種はヨシ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ。ヤギは期間を通して食欲旺盛で特にヨシを好む。」
しかし、放牧中の山羊が柵を越えるハプニングが起きた。
「脱柵は電気柵で1 回、ネット柵で2 回、計3 回」
また、大水で山羊を避難させたこともあった。
「17 回の大雨警戒態勢がありヤギの避難は5 回。
高水敷までの水位上昇は2 回、ネット柵が破損し修理」
様々なハプニングがあったが、
山羊は1日1頭あたり10平米の草を食べた。
「ヤギ1 頭の除草作業能力は80 �屐�2.65 日・3 頭で
概ね1 日1 頭当たり10 �屬鮑凌�する。」
今井さんは河川敷への山羊の放牧実験を翌年も行い、データを増やしているところだ。去年10月に沖縄で開催された「全国山羊サミット・イン・沖縄」で今井さんは次のように報告した。
「ヨモギ、ヨシ、セイタカアワダチソウが優先する場所ではヤギの放牧による雑草の抑制、景観改善効果は極めて大きい。」
全国山羊ネットワークでは、山間部などの耕作放棄地でも山羊の放牧を試行中だという。
■山羊を飼おう 山羊を連れて東北の被災者を慰問
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■山羊を飼おう 「全国山羊ネットワーク」
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