2026年03月11日12時16分掲載  無料記事
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中東

「イラン戦争は最終戦争の前兆」 米軍司令官の極右キリスト者的発言に兵士は不快感

 アメリカ人の宗教心の戦争意識への影響についての先の投稿[1]に関連する報告が、MRFF (Military Religious Freedom Foundation)という組織のウエッブサイト[2])に3月3日に発表されている。それによると、イランへの米・イスラエル軍による攻撃について、米軍の多くの部門の司令官がキリスト教の根本主義 (Fundamentalism)を確信、トランプ大統領はキリスト再臨の前哨で、イラン戦は、アーマゲドン(最終戦争)の前兆であると主張しているらしい。(落合栄一郎) 
 MRFFによると、同日だけで、米兵士から、司令官の極右キリスト者的な発言に疲弊したという報告を200件ほど受け取ったという。ある司令官は、「これ(現在のイラン戦)は、すべて神の神聖な計画の一部である」と主張し、アーマゲドンとキリストの再臨についてもその根拠として引用し続けた。 
 Substackという投稿欄にJonathan Larsenという人がMRFFからの情報に基づいて投稿したもの[4]で、LarsenによるとMRFFはこうした情報をもたらした兵士の個人情報は、公開しないそうです。 
Larsenは、兵士たちの不快感の1例として、現在のイラン攻撃に関わっていない司令官の一人から、15の兵士集団(それには、クリスチャンが少なくとも11人、マスリム一人、ユダヤ人1人を含む)を代表したEメールがMRFFに送られてきたと言っている。 
 Larsenによれば、米軍の最高指揮官(Pete Hegseth)は毎月、ペンタゴン中で礼拝会が催されていると言っていたし、昨年、Hegsethは、アメリカはイスラエルを支持すべきとする牧師の聖書講座に毎週参加していたそうである。 
 MRFFの代表者Mikey Weinstein(空軍ヴェテラン)は、この組織への連絡者(兵士たち)は、そうした司令官は、聖書によって支持されたイラン戦争を指導しているとして、幸福感を漂わせていたと報告していたと、述べている。MRFFはそうした傾向に基づき、議会にも承認されていない戦争は速やかにやめさせなければと主張している。 
 
[1] http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202603011255590 
[2] http://www.militaryreligiousfreedom.org 
[3] https://www.militaryreligiousfreedom.org/2026/03/mrff-inundated-with-complaints-of-gleeful-commanders-telling-troops-iran-war-is-part-of-gods-divine-plan-to-usher-in-the-return-of-jesus-christ/ 
[4] https://jonathanlarsen.substack.com/p/us-troops-were-told-iran-war-is-for 
[5] https://www.rt.com/news/633672-us-troops-christian-nationalists/ 


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