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2013年10月20日11時41分掲載
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アフリカ
【西サハラ最新情報】 国連、西サハラ住民投票に向け始動か! 平田伊都子
待ってました! 国連は、国際社会が待ち望んでいた<国連西サハラ住民投票>に向け、動き出そうとしています。 9月末の国連総会首脳演説で多数の代表が西サハラ民族自決権を支持し、<脱植民地化>国連第4委員会ではアフリカ最後の植民地・西サハラを早期に解放することが求められました。 そして、国連事務総長西サハラ個人特使が現地を視察し、国連提案の<国連西サハラ住民投票>を実施する方法論が、やっと、やっと、、検討されるようになってきました。
(1)2013年10月14日、<脱植民地化>国連第4委員会でエルサルバドル国連大使カルロス・エンリケの提案が承認された。声明文は、「脱植民化委員会はアフリカ最後の植民地・西サハラが早急に解放されることを要求する。国連憲章と国連決議が保障する、西サハラ民族の自決権行使は必須である。民族自決権行使を目指した国連和平案(国連西サハラ住民投票)を実施すべく、両当事者(モロッコと西サハラ)と関係諸国が国連指導の下に速やかに行動することを促す」と、強く要望している。
(2)10月17日、国連事務総長西サハラ個人特使クリストファー・ロス(元米外交官)がアルジェリアにある西サハラ難民政府を訪問。MINURSO(国連西サハラ住民投票監視団)の西サハラ側担当者であるムハマド・ハッダードはロス国連特使との会談後、「ロス国連特使の話は、①いかにして国連西サハラ住民投票を組織できるか、②いかにして中断している<両当事者直接交渉>再開への道筋をつけられるか、この2点に絞られていた」と、記者団に語った。
(3)10月19日、ロス国連特使がモロッコ占領地・西サハラを訪問。首都ラユーンにあるMINURSO(国連西サハラ住民投票監視団)の司令部で、CODESA(西サハラ人権擁護団体)やCSPRON(西サハラ天然資源を守る会)などの西サハラ被占領民団体に会った。これまでこれらの西サハラ平和活動家たちは、西サハラ被占領民に対するモロッコ占領当局の迫害を訴えてきたが、初めて、<国連西サハラ住民投票>の実施を求めた。
(4)10月19日、ロス国連特使がモロッコ占領地・西サハラのMINURSO(国連西サハラ住民投票監視団)の司令部で、モロッコ占領当局に不法逮捕されモロッコ監獄に不法収監されている、西サハラ政治囚たちの家族に会った。家族たちはロス国連特使に、政治囚たちの早期釈放と劣悪な監獄状況の改善を訴えた。彼らも、初めて、声高らかに<国連西サハラ住民投票>の早期実現を求めた。モロッコ西サハラ占領地内で<西サハラ民族自決権>や<国連西サハラ住民投票>などといった言葉を発すると、モロッコ国王に対する不敬罪で逮捕されてしまう。国連施設の中でなければ、ロス国連特使の前でなければ、西サハラ被占領民は声を上げることができない。
10月30日、ロス国連特使は、今回の訪問に関する報告書を国連安保理に提出します。 11月には、西サハラ難民キャンプを中心に関係地域を再訪問します。 モロッコは2012年5月から、国連が呼びかけている<モロッコと西サハラ・両当事者直接交渉>を拒否し続けてきました。 モロッコを交渉の場に戻すため、<モロッコと西サハラ・両当事者直接交渉を東京でやること―Negotiation Table in Tokyo>を、SJJA&WSJPOは2013年10月10日、ロス国連事務総長西サハラ個人特使に直接、提案しました。
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之 2013年10月20日 SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
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ロス国連特使とモロッコ占領地・西サハラの西サハラ住民人権団体
ロス国連特使と、モロッコ占領当局により不法収監されている西サハラ政治囚の家族代表
ロス国連特使と西サハラ難民政府のMINURSO(国連西サハラ住民投票監視団)担当のムハマド・ハッダード、西サハラ難民キャンプで





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